富士経済(本社:東京都中央区)が2009年4月20日に発表した化粧品市場調査(スキンケア9品目、フレグランス7品目)によると、2008年のスキンケア製品の市場規模は前年比0.2%減の9932億円となった。2009年は売上低下の影響が高価格帯商品にまで出始めているため、同0.3%減の9903億円と見込まれるという。

 2008年のスキンケア製品は、市場の5割弱を占める化粧水と美容液が実績を落とし、マス向けブランドの伸びが鈍化。旧ブランドの整理縮小で実績を落としたメーカーも多かった。半面、モイスチャーは洗顔料、剤型・使用感・機能などが多様化。通販ブランドがヒットし、マスカラを多用したメイクアップの流行でクレンジングも需要が増え、プラス成長を維持した。

 一方、フレグランス市場(並行輸入品を除く)の規模は、前年比3.6%減の350億円。女性用・ユニセックス商品は前年並みだったが、2007年に10代男性の需要を取り込んだメンズフレグランスの「アックス」(ユニリーバ・ジャパン)が2年目を迎えた反動でマイナスとなり、男性用商品が実績を落とした。

 2009年も同2.6%減の341億円と低迷が続きそうという。海外ブランドの主力品目であるオードトワレ、オードパルファン主体の展開に変化はなく、今後は両品目の構成比が拡大していく見通し。とくにオードトワレは「クロエ」の2009年春夏向け大型新商品の投入などで、同4.3%増の伸びを見込んでいる。

 調査は1月~3月にかけ、スキンケア9品目、フレグランス7品目の関連企業・団体への専門調査員によるヒアリングなどで実施。詳細は「化粧品マーケティング要覧2009 No.1」(A4判227ページ、定価10万5000円)として発行している。(文/平城奈緒里=Infostand)

■関連情報
・富士経済グループのWebサイト http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
・富士経済のWebサイト https://www.fuji-keizai.co.jp/