経済産業省は8月19日、米アップルの携帯型音楽プレーヤー「iPod nano」で計17件の過熱・焼損事故が起きたことを発表した。同省では、バッテリー内部の欠陥が原因とみており、利用者に注意を呼びかけている。

 事故が起きたのは、2005年9月から2006年9月に販売された第1世代のiPod nano。該当する製造番号はMA004J/A、MA005J/A、MA099J/A、MA107J/Aで、計181万2000台が販売された。

 今年1月と8月に、東京都と神奈川県で、充電中にバッテリーが過熱して畳や紙が焦げる事故が計2件発生。3月にも同様の事故があったほか、軽度の火傷が2件、それ以外の製品破損事故が12件発生した。

 バッテリーセル内部に、製造時に起因する何らかの欠陥があり、充電と放電を繰り返すうちに損傷が拡大して過熱に至った可能性があると同省は推定している。

 同省の発表を受けてアップルは8月20日にコメントを発表した。事故は第1世代のiPod nanoに限定され、「0.001%に満たない」と説明。また、すべて同一供給元のバッテリーであることを明らかにした。同社では、バッテリー過熱の症状が発生した製品に対して、顧客窓口のAppleCareで交換に応じるとしている。

■関連情報
・経済産業省のWebサイト http://www.meti.go.jp/