周りには海外からのプレスが多く、非常に驚かされた

 昨年、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久夛良木健社長(当時)は、TGS基調講演後に行われたトークセッションの中で、突如としてPS3の値下げを発表した。今年も必ずやサプライズがあるとにらんで、SCEの平井一夫社長が登場する基調講演に意気揚々と足を運んだ。

 会場はほぼ満席で驚いたのは海外からのプレスが多かったこと。アジアをはじめイタリア、フランス、ドイツなどの欧州諸国の顔が多くのぞかせていた。

 予想通り、今年も約1時間の基調講演後にトークセッションが開かれ、SCE平井一夫社長と日経BP社ITpro発行人の浅見直樹氏が会場に現れた。トークセッションは和やかに進み、5分が過ぎたところで、浅見氏から「昨年はPS2値下げのサプライズがありましたが、今年のサプライズは?」と質問が投げられた。

SCE平井一夫社長と日経BP社ITpro発行人の浅見直樹氏のトークセッション(画像クリックで拡大)

 待ちに待った質問に会場が一気に静まりかえる。そして、平井社長の口から出た答えは「2年連続だとパターン化するので、そういったサプライズはしない」とのコメントだった。さらに「価格は大事なことだと認識しているが、急務はまずソフトがそろうこと」と続け、PS3が“ゲーム機”であることを強調した。

 PS3の値下げを期待していただけに多少がっかりしたが、PS3用の振動型コントローラー「DUAL SHOCK3」の登場や年末に向けて魅力的なソフトが多数発売されるだけに、PS3の魅力は増しそうだ。