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| ▲ 今回のフォトキナで多数の新製品を展示していたのが、このシグマブースだ。SD14の仕上がりの高さには、吉村カメラマンも思わずビックリ! |
シグマブースでの注目は、何といってもデジタル一眼レフ「SD14」だ。色の3原色に合わせて3層構造とし、1つの画素エリアで真のRGB画像が得られる「Foveon X3センサー」を搭載した、シグマSAマウントの製品だ。
同社のデジタル一眼レフとしては三代目にあたるSD14だが、初代の「SD9」から「SD10」が、ボディー設計をほぼ同一としたマイナーチェンジだったのに対し、今回はすべてが新設計となっている。1400万画素相当の切れの良い画質以外にも、細かな操作性の進化も注目できる。
いちばんうれしい改良が、従来RAWモードでの撮影しかできなかったSDシリーズだが、今回はJPEG撮影が追加されたこと。独自の高画質を100%楽しむには、画質劣化なく保存できるRAWがおすすめなことに変わりはないが、より気軽に撮影や再生が行えるJPEGの採用はうれしいニュースだ。
| ▼Foveon X3センサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「SD14」 |
![]() | ▲ Foveonセンサーを搭載した待望の新型デジタル一眼レフカメラ「SD14」。レンズの実効画角換算値は約1.7倍となる。ローパスフィルターが不要で、ディテールの再現性に優れた画像が期待できるのがこの機種の特徴だ |
また、シャッター&ミラーボックスのメカニズムの仕上がりには、本当に驚かされた。柔らかく、かつ切れのよいシャッター音を聞かせてくれるうえ、手に伝わるショックもごくわずかで、カメラブレが少ない画像が期待できる。
一眼レフカメラはその構造上、シャッターを切った瞬間はファインダー内の像が一瞬見えなくなるのだが、その像消失時間が現時点で100ミリ秒以下と素早いため、被写体を捕らえた瞬間が的確に分かるのだ。他社の中級クラスのデジタル一眼レフをしのぐほどの特筆もののフィーリングなのだ。
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| ■デジタル一眼と同じセンサーを搭載したコンパクト機が登場! |
もう1つ驚きの開発発表が、高級コンパクトデジタルカメラの「DP-1」だ。なんと、SD14と同じ大型の1400万画素Foveonセンサーを搭載しているのだ。組み合わされたレンズは28mm相当でF4の単焦点で、あえてズームにしない画質優先の設計だと考えてよいだろう。
| ▼SD14と同じ大型Foveonセンサーを搭載した「DP-1」 |
![]() | ▲ デジタル一眼レフと同じセンサーを搭載した異色のコンパクト機「DP-1」。絞りによるボケ量のコントロールや、余裕のある画質などは、デジタル一眼と同等のポテンシャルだと期待される。画像処理エンジンは、新開発の「TRUE」を搭載 |
手にしたDP-1は、薄型のボディーに大きなレンズが付き、松下電器産業の「LUMIX DMC-LX2」とよく似たフィーリングだ。P/A/S/Mの基本露出4モードを装備し、“画作りを楽しむ”モデルとして開発が進んでいるようだ。
高画質を狙ったコンパクトデジタルカメラはたくさんあるが、デジタル一眼と同じ大型センサーを搭載したモデルはこれが初めて。価格、発売日ともに未定だが、これが登場すれば「デジタル一眼レフの画質ポテンシャルを持ったコンパクト」として注目すべき存在となるだろう。
交換レンズ関係での注目株は、何といっても「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」だ。APS-Cサイズのセンサーを採用したデジタル一眼レフ専用の高倍率ズームレンズで、「OS」というのは独自の光学式手ぶれ補正技術「Optical Stabilizer」のことだ。現在、一番人気の交換レンズといえば、広角から超望遠域までを1本でまかなう超高倍率ズームだが、このレンズに手ぶれ補正機構を搭載したのだから鬼に金棒だ。
| ▼光学式手ぶれ補正内蔵の高倍率ズームレンズを発見! |
![]() | ▲ 注目の交換レンズ「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」(左)と、「18-50mm F2.8 EX DC Macro」(右)。前者は、特にEOS DIGITALシリーズのユーザーには待望のレンズといえよう。後者は、明るい高画質標準ズームとしてリニューアルしたもので、最短撮影距離の短さが便利なレンズだ |
人気のキヤノン「EOS Kiss Digital」シリーズは、ライバルであるソニーの「α100」やペンタックスの「K100D」のように、ボディー内手ぶれ補正機構を搭載していないうえ、ニコンとは違って純正品の手ぶれ補正内蔵の高倍率ズームレンズがない。歴代キスデジユーザーには、待望のレンズの登場ということになりそうだ。(吉村 永)












