Googleは2006年8月23日、Webメールサービス「Gmail」を日本で一般公開した。Gmailのサービス自体は2004年に開始済みだが、Gmailをすでに利用しているユーザーから“招待メール”を受け取らないと利用できない限定的に提供されていたサービスだった。今回の一般公開によりヤフーの「Yahoo!メール」やマイクロソフトの「Hotmail」と同様に、希望すればサービスを利用できるようになったわけだ。

Gmailの画面。操作性や検索性に優れているのが特徴

 Gmailは無料で利用できる上で、メールの保存容量は約2.5GBと非常に大容量。そして、“快適な操作性”を備えていることが最大の特徴だ。一般的に「Ajax」と呼ばれる、Javascriptなどを駆使した最新ウェブ技術を使うことでこの“快適な操作性”を実現している。具体的にはページ遷移なしに画面が書き換わるので、Webメールにありがちな表示のもたつきは皆無。ブラウザーを使っているにもかかわらず、操作感は“メールソフトそのもの”だ。

 優れているのは“メールソフト”的な操作感だけではない。「検索のGoogle」だけあって、メール検索はもちろん非常に高速。メール一覧画面の表示方法に工夫があり、例えば「次回の打ち合わせについて」といったメールをGmailで相手とやり取りした場合、「スレッド」という単位にまとめられ表示される。自分が送信したメールを含めて、メールの一連のやり取りが“ひとかたまり”になるので、話の流れは一目瞭然。

 また、「連絡先」に登録しているユーザーを選択すると、そのユーザーとのメールのやり取りを瞬時に抽出できるのも便利だ。迷惑メール対策機能も充実しており、かなりの精度で迷惑メールが取り除かれるほか、簡単な操作で迷惑メールをメール一覧から取り除くことができる。

 このほか、すでに利用している会社やプロバイダーのメールアドレスを、Gmail上でそのまま利用できる機能や、Gmailユーザー間でチャットする機能もある。ちなみに筆者は個人的にGmailを利用しているが、普通のメールソフトはもはや“オマケ”で、Gmailが“メインのメールソフト”となっている。(生崎 文彦)

■関連情報
・GmailのWebサイト http://mail.google.com/