Shuttleは、タワー型ベアボーン「SS31T」など、日本国内で2006年8月上旬より順次発売する新製品の発表会を開催した。発表会では台湾本社のVice President System Development DepartmentのKen Huang氏とDavid Yu社長が新製品の解説と日本市場における今後の活動方針などを語った。

 Ken Huang氏が発表会で解説したのは、SS31Tと「XPC SD37P2」「XPC SN27P2」、小型PCの「XPC X100」の4モデル。詳細は以下の通り。

 今後の日本での展開については、「キューブ型にこだわらずに、さまざまな製品を投入していく。日本のユーザーの期待に応えられるような製品を今後も開発していきたい。ビジネス面では、今よりもOEMなどに力を入れていきたい」とDavid Yu社長が語った。

同社のキューブ型ベアボーンの初号機から開発を手がけるKen Huang氏。実演を交えて新製品の解説を行った David Yu社長。キューブにこだわらずに、さまざまな製品群を投入していくという

ATX電源も使えるタワー型ベアボーン

ATX電源も使えるタワー型ベアボーン「SS31T」。価格は1万円台後半の予定

 SS31Tは、nano BTXを独自に改良してATXの電源も使えるタワー型ベアボーン。コストパフォーマンスの高さが特徴で、価格は1万円台後半の予定だという。発売は8月上旬から。本体サイズは188(W)×310(D)×310(H)mmで、黒を基調としたシンプルなデザインを採用する。CPUファンには汎用タイプが搭載可能な上、電源ユニットも換装できる(標準では250Wの電源ユニットを搭載)。電源ユニットは最大700Wまで対応する。

 また、内部のパーツレイアウトも、エアフロー効率の最適化を図った設計を採用。メモリーの増設など、内部アクセスの容易さも考えられている。

 チップセットはビデオ機能を内蔵するSiS 662(サウスブリッジはSiS 966L)で、CPUソケットはLGA775。対応CPUとしてはFSB533M/800MHzのCeleron D、Pentium 4、Pentium D。メモリースロットはDDR2 DIMMを2スロット(最大2GB)、拡張スロットとしてはPCI Express x16、PCIスロットを備える。

 インターフェースとしては、USB2.0×6、PS/2、シリアルポート、ディスプレイ出力(D-sub15ピン)、ラインイン、ラインアウト、マイク入力、ヘッドホン出力、100BASE-TX/10BASE-Tなどを備える。拡張ベイは、3.5インチ×2(1つはシャドーベイ)、5.25インチ×2となっている。

インテルとAMDのハイエンドCPUに対応するハイスペックベアボーン

ハイスペックパーツに対応する「XPC SD37P2」

 XPC SD37P2とXPC SN27P2は、ハイスペックパーツに対応するキューブ型ベアボーン。どちらも本体サイズは220(W)×325(D)×210(H)mm。XPC SD37P2はインテルのCPUを、XPC SN27P2はAMDのCPUに対応する。XPC SD37P2の価格は4万円台後半の予定で、8月上旬より発売を開始する。XPC SN27P2の価格と発売時期は未定。

 XPC SD37P2は975X Expressチップセットを採用し、CPUソケットはLGA775。CPUにはCore 2 Duoのほか、Pentium 4、Pentium D、Pentium Extreme Editionが搭載できる。一方のXPC SN27P2は、nForce 570MCPチップセットで、Soket AM2に対応。CPUとしては、Sempron、Athlon 64/FX/X2が搭載できる。

 共通の特徴としては、メモリースロットを4本(最大8GB)、本体上部のスペースに3.5インチのHDDを2基搭載できるほか、ハイスペックビデオカード(NVIDIA GeForce 7950の搭載を確認)を実装できること。電源ユニットとしては、400W(ピーク時450W)の静音電源を搭載する。

 インターフェースはUSB2.0×8、IEEE1394、マイク入力、ヘッドホン出力、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tなどを備える。拡張スロットとしては、XPS SD37P2がPCI Express x8×2で、XPS SN27P2がPCI Express x16×1、PCI×1となっている。拡張ベイは、3.5インチ×3(2つはシャドーベイ)、5.25インチ×1。

Core Duo搭載の超小型PC

296(W)×210(D)×55(H)mmと外付けの光学ドライブ並みの大きさの小型PC「XPC X100」

 XPC X100は、本体サイズが296(W)×210(D)×55(H)mmの小型PC。外付けの光学ドライブ並みの大きさながら、CPUにCore Duo T2400(1.83GHz)、グラフィックスにMobility Radeon X1400(128MB、MXMインターフェース)を採用する。メモリーは512MB(DDR2 533 SO-DIMM×2、最大2GB)、250GBのHDDを搭載。光学ドライブとしてはスロットインタイプのDVD±R/RWドライブを備える。価格は未定で、8月下旬より発売する。

 インターフェースとしては、SDメモリーカード/メモリースティック/マルチメディアカードスロット、USB2.0×5、IEEE1394、DVI、Sビデオ出力、光デジタルオーディオ出力、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tなどを装備する。なお、IEEE802.11a/b/g対応の無線LANがオプションで搭載できる。

 HDDは3.5インチで、本体底面に収納する。専用のケースに入っており簡単に取り外しできる。また、ケース内部にUSBポートが1つあり、Bluetoothのドングルを装着することで、対応するマウスなどをワイヤレスで利用できる。(三浦 善弘)

関連情報
・ShuttleのWebサイト(英語) http://www.shuttle.com/
・日本ShuttleのWebサイト http://jp.shuttle.com/