![]() |
| ▲ 「Windows Vista」のロゴマーク |
デジタルARENAとしては、読者の注目が高い製品だっただけに発売延期は非常に残念だ。それでもVistaが一体どんなOSなのか? Windows XPと何が違うのか? Vistaを使うメリットは何なのか? など期待と想像は膨らんでいく。そこで、現時点で分かっているVistaの情報をまとめてみた。
![]()
| ■視覚効果、検索機能など進化点は多岐にわたる |
ご存知の通りVistaは、長い間「Longhorn(ロングホーン)」という開発コード名で呼ばれていた。Vistaという名称が正式に発表されたのは昨年の7月。Vistaという単語の意味には見通しや眺望、展望、予想、回想などがある。マイクロソフトによれば展望という意味だという。
現在、我々が使っているWindows XPは2001年に登場しており、Vistaは約6年ぶりのWindows OSのメジャー・バージョンアップとなる。さすがにメジャー・バージョンアップというだけあり、さまざまな点が改良されている。まず、デスクトップ画面には、3Dグラフィックスを駆使したデザインを採用しており、アニメーションを多様した躍動感あふれる操作性を実現している。これはVistaの新しいシェルである「Aero/Aero Glass」によるもので、背面のオブジェクトを透過表示したりする視覚効果が得られる。また、「メイリオ」と呼ばれる新しい日本語フォントを採用。同社の文字表示最適化技術「Clear Type」を利用したフォントで、小さな文字サイズでも鮮明で読みやすいという。
ユーザーデータを置くフォルダでは、中身を一目で確認できるようにプレビュー機能を大幅に強化。画像データ以外でもプレビューが可能になる。また、ファイルやフォルダの検索機能が充実し、ファイルの中身やファイルのメタデータも対象としたきめ細かな検索が可能になった。Googleに代表されるように、検索は現在大変注目を集める機能で、Vistaでも注目機能の一つだ。
Vistaの新しい検索を利用した機能として「仮想フォルダ」がある。これは、ある条件を満たすファイルを自動的に収集したフォルダで、検索結果の表示方法の一つである。ファイルを集めると言ってもデータが移動したりコピーされるわけではない。ファイルの格納場所は変わらずに、仮想的に一つにまとめて表示するのだ。Macでは「Mac OS X ver10.4 Tiger」から搭載している「スマートフォルダ」に似た機能と言える。
| ●すべてのドキュメント | ●仮想フォルダ |
![]() |
![]() |
| ▲ ユーザードキュメントをすべて表示したフォルダ。ファイルの分類が強化されている。また、ファイルのプレビュー機能も充実 | ▲ 中にあるファイルの内容が立体的に表示されている |
| ●検索結果 | ●静止画と動画 |
![]() |
![]() |
| ▲ 「forum」に関連するメールのメッセージやファイルを検索した結果 | ▲ 静止画と動画のフォルダ。プレビュー機能が強化された |
![]()
| ■タブブラウザーになったInternet Explorer 7.0 |
Windowsに標準で搭載されるWebブラウザー「Internet Explorer」のバージョンも7.0に進化する。すでに英語版だがベータ版のダウンロードが開始されているので、一般のユーザーでも利用できる。また、「IE 7ベータ2プレビュー版」のアップデートが先日公開され、より完全版に近いものが使えるようになった(詳しくはこちら)。IE7の特徴は、タブ機能を備えたタブブラウザーであること。タブブラウザーとは、一つのウインドウで複数のページを開けるブラウザーのことで、日本国内では「Lunascape」や「Sleipnir」が代表的だ。そのほか、IE7ではフィッシング・フィルタリング機能、CSSサポート、RSSにも対応する予定だ。
セキュリティー機能については、マイクロソフトが強くアピールしている点の一つだ。Vistaにはセキュリティーに関する数多くの新機能やツールが搭載される予定になっている。その中で注目なのは「Windows Defender」(日本語版ではWindows自衛ツール)だ。スパイウエアの検出、削除ができるツールで、常時監視機能も備える。Windows XP SP2で搭載された「セキュリティーセンター」の機能なども強化されている。





















