アフィリエイトシステムを組み込んだSNS「ビルコレ」

 ビルコムは2006年3月22日、アフィリエイトシステムを組み込んだ新ソーシャル・ネットワーキング サービス(以下、SNS)「ビルコレ β版」(http://bilcolle.com/)を開始した。一般的なSNSと同じように日記やコミュニティーなどのほかに、提携ECサイトの商品やサービスを友人に紹介して、実際に商品を購入すると、紹介者と購入者の両方がアフィリエイトポイント(成功報酬)をもらえるのが特徴だ。非紹介型のSNSで参加は自由。登録料は無料だ。初年度の会員数目標は21万人。

 ビルコレは、SNSやブログ、個人ホームぺージの情報発信力が高まっていることを受け、マスメディアではなく個人メディアに注目したSNSだ。ビルコレの特徴は以下の3点。1つ目は、匿名性の高いインターネット上の情報を、知人や友人同士で交流するSNSの仕組みを活用して、顔の見える情報にすること。2つ目は、ユーザー同士でこだわりの情報を共有し、その場で友人や知人のオススメの製品、サービスを購入できること。これを同社では「BNS」(Buzz Networking Site)と呼んでいる。“Buzz”とはマーケティング用語で“話題にする”という意味。3つ目は、アフィリエイトポイントを友人、知人とシェアできること(一部提携ECサイトを除く)。

 1つ目の特徴である“顔の見える情報”というのは、ビルコレ内での友達の作り方がポイントとなる。ビルコレ内で友達になる(友達申込みをする)には、(1)友達が共通していること、(2)相性度が31%以上であること、(3)友達になりたい会員に足跡コメントを送り、相手が自分のページアクセスする、という3つの条件のいずれかを満たさなければならない。現実世界の友達であれば(1)か(3)の条件で友達になれるが、(2)の条件というのがいかにもインターネットらしい。ちなみに相性度とは、自分と相手のプロフィールや買った物、欲しい物などを照らし合わせて算出する数値。趣味や興味のある分野などが近ければ相性度が高く、友達申込みができるというものだ。

ビルコレのトップ画面。ビルトモ(友達)の買った物、欲しい物の情報が大きく表示される。ユーザーの顔写真の下にはビルトモの一覧がある 相性度チェックの画面。共通の買った物、欲しい物、プロフィール情報が表示される。この相性が31%以上であれば、友達申込みができる

 提携ECサイトとしては、「Amazon.co.jp」「Dell」「愛犬グッズ.com」など。取り扱い製品はサービス開始時で約100万点ほどで、初年度約300万点を目指すという。アフィリエイトポイントのシェアについては、購入者と紹介者に2:1の比率でシェアされる(一部店舗により異なる)。獲得したポイントは3カ月に1度、現金で指定の口座に振り込まれる(ポイントのまま継続も可能)。アフィリエイトシステムについては、ビルコム独自のシステムと、リンクシェア・ジャパンの「リンクシェア」の2つを採用する。

 その他の特徴としては、「ごひぃき企業・ブランド」などがある。ごひぃき企業・ブランドは、ファンコミュニティーのことで、好みの近いユーザー同士が情報を交換し合えるというものだ。

 都内で行われた発表会には、モデル、ミュージシャン、女優として活躍中の土屋アンナさんと、マルチクリエイターの藤原ヒロシさんが登場。それぞれ、こだわりや情報発信の方法などを語った。(三浦 善弘)

ビルコムの代表取締役兼CEO太田滋氏。「SNSを利用した信頼性のある口コミ情報であれば、購買行動につながりやすい。アフィリエイトのシェアも、今まではお金を稼ぐことが目的だったが、これからは知人や友人への感謝の気持ちである」と述べた 発表会には、モデルの土屋アンナさん(右)と、マルチクリエイターの藤原ヒロシさん(左)が登場。中央は太田氏

土屋アンナさん。こだわりについては「音楽、特にロックにこだわりをもっています」という。情報発信については「いろんな人から多くの情報をもらって、自分のフィルターを通して自分らしいカタチで表現してます」と述べた。ビルコレでは「土屋アンナさんのオススメ〜映画編〜」を公開している 藤原ヒロシさん。こだわりについて質問されると「特にないと言えばない。逆にそれはすべてにこだわっているということかもしれません」。ビルコレについては「すごくいいと思う。個人対個人であればウソをつく必要がないので、有益な情報が得られる。商売的な情報をどのように差別化していくかが問題」と述べた

関連情報
・ビルコムのWebサイト http://www.bil.jp
・ビルコレ http://bilcolle.com/