自社開発となる有効820万画素のC-MOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「EOS 20D」。ボディは旧モデル「EOS 10D」の流れを色濃く受け継いでいるが、中身は大きく進化している

 キヤノンは2004年8月20日、デジタル一眼レフカメラの新製品として「EOS 20D」を発表した。発売は9月下旬の予定。希望小売価格はオープンで、予想実売価格は税込み19万円前後の見込み。

 ボディのデザインは旧モデルの「EOS 10D」とほとんど変わらないが、内部の機構は大幅に改良されている。まず、撮像素子は従来の有効630万画素C-MOSセンサーから、自社開発の820万画素C-MOSセンサーに変更された。センサーのサイズは従来と同じAPS-Cサイズながら、撮像素子に設けられたオンチップマイクロレンズの改良により集光効率を高めている。なお、35mm判換算の焦点距離は、10Dと同様にレンズ表記の1.6倍となる。

液晶モニターは1.8インチで変わりないが、サブダイヤルの上にマルチコントローラと呼ばれる操作デバイスが新設された 縦位置グリップを兼ねるバッテリーグリップ「BG-E2」。バッテリーを2本内蔵でき、最大で約1000コマの撮影が可能になる
BG-E2には、このような専用バッテリーマガジンが付属し、装着すると単3形乾電池で駆動できる。あくまで緊急用とのこと 「550EX」の後継となるストロボの最上位モデル「580EX」も同時に発表された。ガイドナンバーは58と、シリーズで最大

 画像処理エンジンは、2004年4月に発売されたプロ向けモデル「EOS-1D MarkII」で採用された「DIGIC II」を搭載し、処理速度や連写性能の向上、ノイズ軽減などを図った。これに合わせ、メニュー内にノイズリダクションのオン/オフの項目が追加されている。

 連写枚数は、JPEG保存時(ラージ/ファイン)で約23枚と、10Dの約9枚から大きく向上している(ただし、RAW保存時は5コマにスペックダウンしてしまった)。電源投入時の起動時間の短縮も図られ、10Dの約2.2秒から約0.2秒へと高速化された。