今回、正式に発売日や仕様が発表されたニコンのデジタル一眼レフカメラ「D70」。キヤノンのヒットモデル「EOS KISS Digital」に対抗するべく用意された低価格モデルだ
 ニコンは2004年1月28日、デジタル一眼レフカメラのエントリーモデル「D70」を発表した。希望小売価格は15万円で、実売予想価格は12万円。発売は3月19日の予定。

 撮像素子は有効610万画素のCCDで、D2Hに搭載された独自開発のC-MOSセンサー「LBCAST」は採用が見送られた。ベストセラーとなったデジタル一眼レフカメラ「D100」と比べ、アマチュア層をターゲットにした下位モデルという位置付けだが、3コマ/秒、最大144コマの高速連続撮影(サンディスクのSDCFHシリーズ使用時、画質モード=NORMAL、画像サイズ=Lの場合)に対応したことや、約0.2秒の高速起動など、D100を上回る性能を持つ部分もあるのが特徴。また、新開発の映像処理エンジンを採用したことにより、より高精細で鮮やかな画像が得られるとしている。

D100に似ているが、よりコンパクトさを感じさせるデザインに仕上げられている。ボディの質感はなかなか高い 背面のレイアウトもD100に準じている。液晶モニターは1.8インチタイプで、D100などと同様に透明カバーが付属

 シーン撮影モードの「デジタルイメージプログラム」では、ポートレート/夜景/クローズアップ/スポーツ/風景/夜景ポートレートの6種類を用意。また、新開発のシャッターユニットと電子シャッターの併用により、シャッタースピードは最速で1/8000秒となった。

 記録メディアはコンパクトフラッシュ/マイクロドライブで、バッテリーはリチウムイオン充電池を採用。接続インタフェースはUSB2.0で、PictBridgeにも対応する。大きさは140(W)×111(H)×78(D)mm、重さは595g。なお、D70の発売後もD100は併売される。

同社の「D100」や「D2H」とは異なり、D70はアマチュアユーザーをメインターゲットにしているのが大きな違いだ 上位モデルであるはずのD100と比べて、スピードと精細さのいずれも大きく上回るという位置づけになっている

 ボディ単体モデルに加え、新開発のズームレンズ「AF-S DX ズームニッコール ED 18-70mm F3.5〜4.5G」が付属した「D70レンズキット」も同時発売される(希望小売価格は20万6000円)。このレンズは、ニコンのデジタル一眼レフカメラすべてで利用でき、単品でも発売される(単品販売は6月からの予定)。希望小売価格は5万6000円。また、外部ストロボ「SB-600(希望小売価格3万5000円)」も6月に発売される。

新しいレンズ「AF-S DX ズームニッコール ED 18-70mm F3.5〜4.5G」が付属した「D70レンズキット」も同時に発売される 外部ストロボの新製品として「SB-600」も発表された。すでに発売中の「SB-800」の下位モデルとなるモデルだ

 なお、プロ向けの高画質デジタル一眼レフ「D1x」の後継モデルに関しても「開発を進めている」とコメントし、現在開発中であることが明らかにされた。発売日などは未定。(磯 修)

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