楽天のポータル部門、インフォシークは2003年12月4日、同サイトで提供している検索サービスのデータをもとにした「2003年 年間検索キーワードランキング」を発表した。総合で1位になったのは「無料」で2年連続のトップ。2位には「2ちゃんねる」が上がった。

 2001年度まで2年連続トップだった「チャット」は7位に転落し、インターネットユーザーのコミュニケーションがチャットから掲示板に移ってきたことがうかがわれるという。

 キーワードランキングは、2002年11月1日から2003年10月31日までの1年間の検索データをもとに、各キーワードの検索回数の割合を算出して割り出した。月間2500万人のユーザーの検索行動を反映しているという。

 それによると、総合ベストテンの第3位以下は、「壁紙」「攻略」「写真」「ゲーム」「チャット」「ポケットモンスター」「地図」「東京」の順。以前は人気コンテンツの代表だった「占い」はトップ20からも漏れた。インフォシークは、占いコンテンツの有料化が相次いだこととあわせて、「有料化」が加速するほど、「無料」の検索が増えるのではないかと推測している。

 ジャンル別をみると、「時事」では、今年唯一とも言える明るい話題だった「阪神タイガース」が1位。2位以下は「北朝鮮」「株価」「SARS」「地震情報」「長崎幼児誘拐殺害事件」など、不安を反映したものが上位となった。米英の侵攻で年明けを迎え、自衛隊の派遣で揺れる「イラク」は10位だった。

 「男性有名人」のトップは「B'z」。前年度1位の「デビッド・ベッカム」は13位でベストテン圏外に転落。代わってスポーツ界からは、格闘家から人気タレントに成長した「ボブ・サップ」が10位に入った。「女性有名人」は「モーニング娘。」が引き続き女王の座を守った。もう一人の女王「浜崎あゆみ」は「吉岡美穂」に抜かれ、3位に落ちた。

 「エンタメタイトル」は、厚いファン層に守られた「ハリー・ポッター」が2年連続の1位を獲得した。一方、連続公開で話題を集めた「マトリックス」が話題ほどには順位を上げきれず3位にとどまった。このほか、「あいのり」「トリビアの泉」「ザ!鉄腕DASH!!」など、テレビ番組が多くベストテンにランクインした。

 「ゲーム」では、オンラインゲームに進化した「ファイナルファンタジーXI」の二連覇を、携帯ゲーム機ソフトの「ポケットモンスター」が阻み、大差をつけて1位となった。3位は「ファイナルファンタジーX-2」、4位は「ラグナロクオンライン」、5位は「真・三國無双3」。

 2年目を迎えた「ケータイ総合」は、「待ち受け画面」「着信メロディ」「出会い」がベスト3で、膠着化が目立ったという。インフォシークは「ハードの進化とユーザー数の増加は加速の一途をたどるがユーザーが携帯に求める用途は画一化する一方」と分析している。(遠藤 剛=Infostand)

■関連情報
・インフォシークの2003年検索キーワードランキングのWebサイト http://www.infoseek.co.jp/Keyword?pg=nranking02_top_if.html