Part06:一緒に読むと楽しさ倍増 映画やドラマの原作本 〈TSUTAYA 推奨〉

 映画やドラマを深く味わうなら、原作を読んでおきたい。違いを楽しむもよし、再現性に驚くもよし。この夏から秋にかけて、公開される映画やドラマの原作を紹介する。

本のコンシェルジュが選ぶ“この夏のお薦め本”
紹介者:TSUTAYA三軒茶屋店 浅利哲平さん

担当ジャンル(フロア):統括
書店員歴:4年
1カ月の読書量(冊):3冊くらい
お気に入りの書籍:村上春樹『海辺のカフカ』

書店名:TSUTAYA 三軒茶屋店
住所:東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー2F
TEL:03-5431-7788
営業時間:10:00~深夜 4:00
定休日:年中無休
URL:http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/2214.html

書店員お薦め

『坂の上の雲(全巻完結で全8巻)』

(司馬遼太郎 著/文藝春秋/各670円/1999年新装版 ※11月29日から3年かけてドラマ化)

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

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明治日本国家の幕開けに生きた若者を中心に描かれた「青春小説」です。当時を生きた青年はきっと希望に満ちて、この国を作るという目標があったんだろうなと思うと「今の日本」の閉塞感をどげんかせんといかんと感じます。全8巻で3000ページ以上あるので夏休みにじっくり家で読んでください!

『官僚たちの夏』

(城山三郎 著/新潮社/580円/1980年 ※7月5日スタートのドラマ)

官僚たちの夏 (新潮文庫)

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1960年代、1人の通産官僚がこの国の理想を求めてまい進する姿は熱い!『ハゲタカ』や『金融腐食列島』など組織の中で熱く勝負を繰り広げる男たちのドラマはサラリーマンの闘志を掻き立てますね。社会派ドラマの波は当分続きそうです。解散総選挙の争点の一つに官僚改革もあるようなのでこの本を一つの参考にしてみてはいかがでしょう。

『色即ぜねれいしょん』

(みうらじゅん 著/光文社/600円/2007年 ※8月15日公開)

色即ぜねれいしょん (光文社文庫)

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みうらじゅんの青春小説。どうしようもないんだけど、切なくて笑えて「あ~、結局青春ってこんなんだよな」としみじみ思えます。草食系男子はこれ読んで悶々としたリビドーをパワーに変えて欲しいッス。夏の終わりころに読むことをお薦めします。

編集部お薦め

『劒岳―点の記』

(新田次郎 著/文藝春秋/720円/2006年 ※6月20日公開)

劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))

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日露戦争直後、前人未踏といわれ、また、決して登ってはいけない山と恐れられた北アルプス・劔岳。三角点埋設の至上命令を受けた測量官たちが、悪天候、地元の反感など困難と闘いながらその頂を目指す様を描く。

『蟹工船・党生活者』

(小林多喜二 著/新潮社〈改訂版〉/380円/2008年新装版※7月4日公開)

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

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1929年に全日本無産者芸術連盟の機関誌である雑誌『戦旗』で発表された小林多喜二の小説。いわゆるプロレタリア文学の代表作。作者の没後75年にあたる2008年に新装版40万部が上半期で増刷された。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

(J. K. ローリング 著・松岡 佑子 訳/静山社/3990円/2006年※7月15日公開)

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

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ヴォルデモートの復活のせいで、夏だというのに冷たい霧が立ち込める。17年前の予言のためハリーはヴォルデモートとの対決しなければならない。過酷な運命に立ち向かう16歳のハリーのは──?

『アマルフィ』

(真保裕一 著/扶桑社/1575円/2009年 ※7月18日公開)

アマルフィ

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フジテレビ開局50周年記念、織田裕二主演の超大作映画の原作本。イタリアで少女が失踪した。これは誘拐かテロの序章か?ローマ、ナポリ、アマルフィ海岸などイタリアを舞台に描くサスペンス大作。

『そんな彼なら捨てちゃえば』

(グレッグ・ベーレント 著・リズ・タシーロ 著・和田まゆ子 訳/祥伝社/1470円/2004年 ※8月1日公開)

そんな彼なら捨てちゃえば

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『SEX AND THE CITY』のスタッフによる絶対幸せになる恋愛バイブル。連絡が来ないのはどうして?誘われないのはどうして? 男性の行動や心をつい良いほうに解釈しては失敗する女性たちの苦労と不満をコミカルにつづる。

『面白南極料理人』

(西村 淳 著/新潮社/540円/2004年 ※8月22日公開)

面白南極料理人 (新潮文庫)

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ウイルスさえも生息できないという過酷な南極ドーム基地。しかし選り抜きの食材と創意工夫の精神、何より固い仲間同士の絆があれば、楽しく暮らせる。第38次越冬隊として8人の仲間と暮した抱腹絶倒の毎日を記す愉快な南極日記。

『火天の城』

(山本兼一 著/文藝春秋/620円/2007年(2004年)※9月12日公開)

火天の城 (文春文庫)

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安土城築城を命じられた敏腕番匠(大工)、岡部又右衛門と、己の理想を実現すべく無理難題を言いつける織田信長。意地、情熱、創意工夫―すべてのみこんで完成した未會有の建造物の真相に迫る松本清張賞受賞作。

Part7:心を高め、癒す
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特集:カリスマ書店員厳選! この夏読むべき100冊
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