ピロール農法については、これまでも何回か触れてきた。地中にいるシアノバクテリアという菌を活用して、ミネラル分の多い米や野菜を育てる農法である。シアノバクテリアは35億年前から地球上に存在しているラン藻の一種だ。

 乳酸菌などが発酵の過程で二酸化炭素を発生させるのに対して、このシアノバクテリアは空気中の窒素を固定させ酸素を発生させる。つまり、葉緑素に似ているのだ。酸素の多い土で育った農作物は、元気で栄養価も高く、なにせ腐りにくい。

 シアノバクテリアは、どの土の中にも存在しているのだが、アルカリ性でないと活性化しない。今の日本の土では、ほとんど活動していないという。活動が増えてくると、土が青緑色になる。

ピロール農法でできたリンゴ。今の時期でも瑞々しさが失われていない。無農薬だ(画像クリックで拡大)

見るからに元気のいいピロールニンジン(画像クリックで拡大)