(文=中村 孝則:コラムニスト)
全面改築の設計は隈研吾
東京・青山の根津美術館が、約3年半ぶりにリニューアルオープンをして大きな話題となっている。2009年10月7日から開催されている『新創記念特別展』の、第1部「国宝那智瀧図と自然の造形」(11月8日まで)には、なんと5万人以上の来館者があったのだとか。
瓜虫図(うりむしず)
重要文化財/呂敬甫筆(りょけいほひつ)/中国・明時代/1幅/紙本着色/根津美術館 蔵
「国宝鶉図と中国の花鳥画」にて展示
今回のリニューアルは、単なる改装のレベルではなく、既存の建築物のほとんどを建て替える、全面改築であり、しかもその設計を今年度より東京大学教授に就任した、隈研吾が手掛けていることでも反響を呼んでいる。隈は、東京ミッドタウンのサントリー美術館はじめ、長崎県美術館や那珂川町馬頭広重美術館など、多くの美術館を手掛けているが、この根津美術館の改築準備のために数年の歳月をかけて世界中の美術館を巡ったのだという。筆者は、以前の美術館には展覧会ごとに立寄っていたので、その対比も興味深かった。
※『新創記念特別展』
第1部 新・根津美術館展 国宝那智瀧図と自然の造形:2009年10月7日(水)〜 11月8日(日)
第2部 根津青山の茶の湯 初代根津嘉一郎の人と茶と道具:2009年11月18日(水)〜12月23日(水・祝)
第3部 陶磁器ふたつの愉楽 観るやきもの・使ううつわ:2010年1月9日(土)〜2月28日(日)
根津美術館 外観









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