長引く低金利を受けて、住宅ローンを変動型金利で借りる人が増えています。しかし今後の金利上昇の可能性を考えると、変動型への過度なシフトは借りる人・金融機関の双方にとってリスクの高い借り方です。低金利の今だからこそ、固定金利による短期返済での借り入れを検討すべきでしょう。

変動型で借りる人の割合が5割を超えた

 住宅ローンを低金利の変動型で借りる人が、月を追うごとに増えています。住宅金融支援機構が民間ローン利用者を対象に毎月行っている調査によると、変動型で借り入れる人の割合が今年になって伸び始め、9月は前月に続いて5割を超えました。一方、10年固定や全期間固定(フラット35は含まず)はともに直近では2割を下回っています。

 このデータは全国を対象としていますが、大都市圏ではさらに変動型の比率が高まる傾向にあるようです。特に都市銀行ではこのところの新規貸し出しの9割以上が変動型との話も聞かれます。これに対し、地方銀行などでは変動型よりも10年固定など固定期間の長い金利の貸し出しに力を入れ、金利優遇幅も大きくして利用者の獲得競争にしのぎを削っている状況です。

■住宅ローンの金利タイプ(借入月別の構成比)

※住宅金融支援機構調べ