文=橋本 伊津美
写真=室川 イサオ

 「北海道の白ワインを50mlにしようかな? 500円だし」「私はオーパスワン。20mlだけど2000円はお手軽!」。東京・銀座のワインバー「GOSS」は店の一角にワインディスペンサーを設置。希望金額をチャージしたプリペイドカードを差し込めば、お客は自分で飲みたいワインを選び、20mlから3種類の量を表示したボタンを押してグラスに注ぐことができる。さながらワインの自動販売機のよう。

 同店は系列の魚介レストラン「Kazan」に併設された、食前・食後のバー利用を狙った店。銀座はワインバー激戦区のため、人件費を抑えつつロスなく販売し、エンターテインメント性も演出しようと、窒素を充填しながらワインを劣化させずに注げるディスペンサーを導入した。イタリア、フランス、日本など各地のワインが常時24種類並ぶ。多い日は1日70人が来店し、8割がディスペンサーを利用。月200枚新規発行しているプリペイドカードが顧客化に一役買っている。

(左)スタイリッシュな空間の主役は、イタリア製のワインディスペンサー。(右)飲みたい量のボタンを押すとグラスに注げる。プリペイドカードはグラスワイン以外にフードなどの決済もできる

店舗DATA

東京都中央区銀座3-4-6
TEL:03-3562-8025
2007年8月開業●店舗面積/10坪(33m2)、20人収容●営業時間/13:00~16:30、17:30~翌2:00、土14:00~24:00(日~22:00)、無休●客単価/3500円●経営/ゴダック

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