栃木ダルクというNPO法人がある。この組織は、薬物中毒に陥った人たちのリハビリを行うもので、日本全国に50ヵ所ほど施設がある。栃木には、宇都宮と那須に施設が出来ている。酒井法子事件では、ダルクの関係者のコメントがテレビでも流れたので、覚えている方も多いだろう。

星観光ぶどう園のブドウの木の下の宴会場(画像クリックで拡大)

 今年6月から、栃木ダルクのメンバーが、那珂川町の「星観光ぶどう園」で、農業研修を受けている。まだ、週2日、4~5人の規模だが、かつて薬物中毒で苦しんだ人たちが、今は農作業に汗を流しているのだ。

 今回研修中の人たちは、ダルクの研修のリーダーたちで、まずは自分で技術を身に付けた後、施設の仲間に広げてゆきたいと語っていた。

 そのうちの1人が「自分は覚醒剤の中毒で、ダルクに来て7年ほどになります。膠原病も患っていて、日光を浴びると顔なんかがパンパンに腫れたんですけど、ここの農作業ではそんなことになりません」と嬉しそうに話してくれた。

収穫祭の日、ダルクの施設から30人ほどが手伝いに来ていた(画像クリックで拡大)