「トイレの神様」が収録されたミニアルバム「わたしのかけらたち」(2200円)。植村花菜さんのページでもこの曲を詳しく紹介している
今、音楽業界を大きく賑わしている曲がある。大阪出身のシンガーソングライター・植村花菜さんがつくった「トイレの神様」だ。2010年1月末ごろ、大阪のFM802がこの曲(約10分という長い曲)を初めてオンエアしたところ、その日のうちに電話やメールで数百件の問い合わせやリクエストがあり、その日のうちにまたこの曲をフルでオンエア。その後も圧倒的な人気で、毎日のようにこの曲を流し続けることになった。幼い子供の頃におばあちゃんと一緒に暮らした思い出から始まり、おばあちゃんが亡くなるまでの出来事を物語調で歌う曲で、リスナーからは「初めて聞いたが、涙で車が運転できなくなってしまいました」など、感動の声が多数寄せられている。小さい子供からお年寄りまで、幅広い年代に人気があるのもこの曲の特徴だ。
同局の担当者がライバルでもある他地域のFM局の担当者に、この曲の反響を伝えて紹介したことから、静岡のfmfuji(エフエムフジ)、埼玉のNACK5(ナックファイブ)、FM滋賀など全国各地でオンエアされるようになり、その後、首都圏のTOKYO FMでもオンエアされた。ここから一気に人気に火がつき、ラジオ局、テレビ局、新聞社、雑誌社、ネット媒体など、全方位的に植村花菜さんへの取材・出演依頼が殺到している。3月10日にはこの曲を収録したミニアルバム「わたしのかけらたち」が発売されたが、発売元のキングレコードは「3月5日時点でアマゾンのCD予約ランキングで1位を記録。現在、予約注文がどんどん来ている状態で、当初3000枚の発売予定が1万枚以上になるのは確実です」。
とくに宣伝したわけでもないのに、CD発売前からこの人気。ちなみに3月31日に「ビルボードライブ大阪」で、4月8日に東京・渋谷「プレジャープレジャー」で植村花菜さんのワンマンライブも決まっている。
(文/志水京子)



