沖縄のニューヒーロー、琉神マブヤー。問い合わせは「マブヤープロジェクト」。関連グッズは「琉神マブヤーショップ」で購入できる。 (画像クリックで拡大)

 伝説のマブイストーンと沖縄を守るべく、悪の軍団マジムンと戦う正義の味方「琉神マブヤー」。沖縄の方言や文化を取り入れたストーリー、クオリティーの高いコスチュームなどが話題を呼び、このご当地戦隊ヒーローが、沖縄でブームを巻き起こしている。

 2008年10〜12月放送の第一弾TVシリーズ『琉神マブヤー』(RBC琉球放送)は、平均視聴率最高6.9%。毎分最高視聴率9.0%と人気を博し、シリーズ終了後放映されたミニ番組『琉神マブヤーと踊ろう』では、平均視聴率最高16.5%をマーク。人気が人気を呼び、今年10月より第二弾のTVシリーズ放送開始が決定した。

 企画制作を担当するマブヤープロジェクトの古谷野裕一氏は琉神マブヤー誕生の経緯について「沖縄で観光土産物卸業を営む南西産業が、男の子向けのお土産が少ない現状から沖縄完結型キャラクター開発を目指したのがきっかけ」と説明する。第一弾のTVシリーズは、自社制作番組をRBC琉球放送の時間枠を購入して 放送。TVシリーズ終了後は、ミニ番組や、キャラクターショーやグッズの販売により人気が継続した。こうした盛り上がりがあったことで、第二弾のTV放送が始まることになった。

 子供だけでなく大人にも人気が高いのが「琉神マブヤー」の特徴。その理由はどこにあるのだろうか。「出演者は全て沖縄人で、制作スタッフもほぼ沖縄人でやっていますので、沖縄独特の色が出ているのが大きな理由かもしれません。高いクオリティーを保ちながらも、ローカル制作特有のチープさがにじみ出ているのも、この番組ではいい方向に作用していると思います」(古谷野氏)。

 今後は海外向け放送や英語せりふによるキャラクターショーの準備も進めている。沖縄から世界へ羽ばたくヒーローが登場するか? 

(文/稲嶺恭子)