「水と豆のちから」(4個セット)1200円。水自慢で知られる高知県仁淀川の源流域で加工している。(画像クリックで拡大)

フードプラン(高知県・仁淀川町)が製造・販売する、おからの出ない豆腐「水と豆のちから」が人気だ。普通の豆腐の場合、製造過程で大豆を豆乳とおからに分けるが、「水と豆のちから」は国産大豆を丸ごとひいて微細なパウダーにしたものから豆乳を作り、深層水にがりを使用して固めたもの。この独特の製法により、食物繊維と大豆サポニンが従来品の4倍も含まれた豆腐ができる。またモチッとしたクリーミィな食感で、はしではさんでも崩れない弾力も特徴。濃厚な風味があり、甘味を加えてデザートとして食べてもおいしいという。栄養価とうまみがアップした上、おからという産業廃棄物も出ない“一石三鳥”の製品というわけだ。同社はこの製法で特許を取得、さらに多量の産業廃棄物を無くしたことで環境大臣賞を受賞。第1回循環型社会形成推進功労者として表彰もされている。発売は3年前だが、2008年10月、高知のグルメ本『高知食楽図鑑』の編集スタッフによる通販サイト「土佐のうまいもの100選」に掲載され、小学館『ビッグコミック』など複数の雑誌にも採り上げられ人気がブレイク。売り上げがいきなり前月の300%増を記録した。またレストランや居酒屋の全国チェーン展開をするダイヤモンドダイニングからも同商品を店で出したいとの引き合いが来ているという。ただ、1回の工程で製造できるのが200個。高まる人気に製造が追いつかず、品切れ状態が続いているのが悩みだ。(文/桑原恵美子)