「食虫植物育て方ノート」白夜書房発行、定価1500円(税込)。写真はドロセラ(モウセンゴケ)とピンギキュラ(ムシトリスミレ)を紹介したページ(画像クリックで拡大)

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ここ数年、若い女性や中年男性を中心に、「食虫植物」を栽培するのが静かなブームになっている。ブームを受け、今年の春から夏にかけて、「食虫植物」の育て方などを紹介する関連本が相次いで3冊も出版された。そのうちの一冊が日本食虫植物愛好会を主宰する田辺直樹著の「食虫植物育て方ノート」。この本を出版した白夜書房の編集担当者は「人気の秘密は、やっぱり形の面白さです。しかも粘液を出して虫を食べる。若い女性にとっては、ちょっとグロテスクだけどかわいい、グロカワイイという感覚なんです」と指摘する。普通の植物を栽培するよりも、見ていてずっと面白い、飽きないというわけだ。東急ハンズやホームセンターなどで買えるが、値段も、安いものは500~1000円と手頃。高いものでも2000~3000円程度だという。初心者向きの育てやすいものから、きれいな花の咲くものまで、いろいろな種類があり、初心者にはハエトリソウなどが人気だ。日の当たる場所に置いて適度に水をやる、というのが育て方の基本だが、今までは育て方を紹介する本がなかったために、買ってきても枯らしてしまう人が多かった。今年、3冊の本が出版されたのを機に、栽培する人がますます増えてきそうだ。
(文/志水京子)