伝統あるツバメノートの謹製特別版。楽に持ち歩くことを前提とした小振りな軽量サイズで、イラストレーターYOUCHANのNEWイラストを採用した、従来の大学ノートに無い表紙。 全ての筆記具に優しい、水性インク使用の薄色5mm方眼、全ての頁に切り取り用ミシン目入り(画像クリックで拡大)

少子化・オフィスのペーパーレス化で、売り上げの落ち込みが止まらないノート業界。そんな中、好調な売れ行きで話題を呼んでいる大学ノートがある。2008年5月に発売された「Thinking Power Notebook」がそれ。企画したのは、竹村譲氏(富山大学 芸術文化学部 非常勤講師)と、遠藤諭氏(アスキーメディアワークス アスキー総合研究所 所長)による「自分達の好きな大学ノート」を作る超私的プロジェクト「Thinking Power Project」。共同開発を依頼された老舗ノート・メーカー「ツバメノート株式会社」では、あまりに斬新なデザイン提案に当初とまどいを覚えたが、学童のノート需要が減少を続ける現実を見据え、発想を転換。大人の文具マニアに愛用してもらえる、価格は高めでも高感度・高品質なノートを完成させた。一時は最小注文ロット数や保管場所などの問題で難航したが、2007年末にリュウド株式会社が発注保管業務を引き受けることで、プロジェクトが実現。“ビジネスピープルの一日”をテーマにした「メトロポリタン」(B5版 横長サイズ 5冊セット2520円) 、“人と自然との関わり”をテーマにした「ネイチャー」(A5版 横長サイズ 5冊セット1837円)合わせて初版6000冊の発売を開始した。当初は「2年ほど在庫を持つ覚悟でいた」(リュウド株式会社)が、なんと発売ほぼ1カ月でスピード完売。第2弾、第3弾への期待も盛り上がっているという。
(文/桑原恵美子)