企業のトップとして人気のスマートフォン向けメッセージアプリ「LINE」を立ち上げながらも、あえてそこから独立し、動画メディア「C CHANNEL」で新しいチャレンジを続ける森川亮氏。C CHANNELでどのようなイノベーションを起こそうとしているのだろうか。

森川氏が手掛ける「C CHANNEL」とは?

 スマートフォンで人気のコミュニケーションアプリ「LINE」を、世界的なアプリに育てたのは元LINEの社長である森川亮氏だ。その森川氏が、LINEを今年退職し、独立して新たに「C CHANNEL」というサービスを立ち上げたことは、大きな驚きをもたらした。

 C CHANNELとは一体どのようなサービスなのかというと、スマートフォン向けに提供されている、女性向けの動画メディアプラットフォームである。「クリッパー」と呼ばれる専属の女性モデルやタレントなどが撮影した動画を投稿している。お気に入りのファッションやグルメ、旅行スポットなどの動画が1分程度にまとめられている、いわば「動画ファッション雑誌」。新感覚のメディアといえるだろう。

 スマートフォンに特化した内容となっており、動画は全て縦画面で構成されているほか、Webだけでなくアプリでの利用も視聴も可能だ。今年4月にサービスを開始しており、9月には月間800万再生を達成。「ViVi」「non-no」などの女性ファション誌や、ファッションショーイベントである「東京ガールズコレクション」などと連携した企画も実施している。

女性向けの動画ファッション雑誌というだけあって、サイトにアクセスするとおしゃれな動画が目を引く
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 C CHANNELは海外展開にも積極的だ。11月には英語版の提供開始を予定。今後もアジアを主体として世界市場の開拓を狙う。「MTV」や「CNN」のような強力なメディアブランドを作り上げることを目標としているという。

 森川氏はC CHANNELで、どのようなイノベーションを起こそうとしているのか。

C Channel 社長 森川亮(もりかわ・あきら)氏
1989年筑波大学卒、日本テレビ放送網入社。1999年、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程を修了しMBA取得。その後ソニーに入社。2003年、ハンゲームジャパンに入社、取締役を経て、2006年10月、取締役副社長に就任。2007年10月、NHN Japan(ハンゲームジャパンより商号変更)社長に就任。同年11月、ネイバージャパン設立に伴い、ネイバージャパン社長を兼務。2013年4月、NHN Japanの商号変更により、LINE社長に就任。2015年3月、同社社長を退任。同年4月、C Channel社長に就任
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