今回は特別編として「未来のトレンドパーソン」というテーマで、私がずっと会いたかった中学1年生のイラストレーター“あーちん”との対談をお届けします。

 あーちんの存在を知ったのは、以前このコラムで紹介した「SAC about Cookies」という手作りクッキーの店に取材に行ったことがきっかけでした(記事はこちら)。

 そのお店の隅にかわいらしい差し絵の描かれた「クッキー新聞」が置いてありました。その新聞の製作者が、クッキー店を経営している桜林直子さんの娘さん、あーちんだったのです。

 当時あーちんは9歳。「9歳でこんな絵やストーリーがかけるんだ!」と衝撃を受けました。あーちんが描く作品はどれも愛にあふれていてどこか懐かしく、温かみがある。それはきっと、彼女の内面からにじみ出たものなのではないかと感じました。

 調べてみると、あーちんは小さいころから絵を描くのが大好きで、「くまお」というキャラクターを3歳のころから描き続けています。その後、「ほぼ日マンガ大賞2012」に母親が応募し、見事入選。「ほぼ日刊イトイ新聞」での連載や本の出版、本の差し絵を手がけるなど、いまやイラストレーターとして活躍しているのです。

【あーちんプロフィール】
2002年生まれ(現在中学1年生)東京都在住
2012年9月~2015年3月、ほぼ日刊イトイ新聞にて「くまお」連載
2013年12月 「くまお はじまりの本」発売
2015年3月 SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSより
       「フランスたべきろく」発売
2015年5月 新井文彦「きのこのき」本体表紙と差し絵を担当
現在は、ほぼ日刊イトイ新聞にて「たべびと」連載

 2012年に「ほぼ日マンガ大賞2012」に入選してイラストレーターとしての大きな一歩を踏み出し、年を重ねるごとにその腕はどんどん上達し、仕事の依頼を多く受けるように。
そんな彼女の活躍を親戚のように見守っていました。

 でもあーちんとまだ深く話したことがなかった私は、どんな女の子なんだろうとずっと気になっていました。そこで、直接会いに行くことに。あーちんが大好きだという、東京・西荻窪の喫茶店「こけし屋」で待ち合わせ。