高低差のある変形した敷地を逆手にとった建築デザイン!?

 同施設のもうひとつの特徴が、地下1階から2階までを見渡せる吹き抜けが中央にある、開放的な構造だ。実は同施設が建設されているのは、高低差のある2つの道に挟まれた特徴的な敷地。高低差のある変形した敷地形状を逆手にとって、施設の中央を3階から地下1階までの吹き抜け空間にし、通り抜けができる立体的な路地を創出している。「地域の回遊性を高め、原宿のまち歩きの新しい楽しみのひとつとしても、多くの方に利用していただきたい」(企画・設計を担当したUDS)という。

 原宿駅から徒歩1分とはいえ、周囲には民家もある路地裏というロケーション。そこを配慮してか、外観は抑えた色味で緑も多く、意外に周囲となじんでいる。また抑えたイメージの外観により、個々の店の内観が引き立って見える効果もあるようだ。

 原宿には2015年4月、18店舗中11店舗が飲食店の「キュープラザ原宿」(関連記事「原宿の真ん中に“朝食ビル”!? テラス席も豊富な商業施設『キュープラザ原宿』」や、原宿のランドマークともいえる「ラフォーレ原宿」内に新感覚のフードコート「GOOD MEAL MARKET」(関連記事「原宿に“プレミアムフードコート”出現!? 新感覚メキシカン、高級フレンチフライの行列店も」)がオープンし、それぞれ賑わっている。しかしここは路地裏というロケーションから、それらの施設とはひと味違う“大人のグルメスポット”になりそうだ。

「カスケード(CASCADE)」とは英語で「階段状に水が落ちる滝」の意味。水が流れる心地良い空気感のある空間をイメージしたそうだ。「代々木VILLAGE」や「ホテルアンテルーム京都」を手がけたUDS(東京都渋谷区)が企画と設計を担当
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(文/桑原恵美子)