多機能、進化し続けるペンたち

サカモト「ボール剣 Smart@lpha」1500円。子どもの頃憧れた伸びるペンに、やはり大好きだった刀の要素も付け加え、さらにタッチペンの現代性も搭載しているのだ
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 真面目なような、面白グッズのような、キャラクター性でもあるし、ギフトにも向いていると、多方面を向いた製品として興味深かったのがサカモトの「ボール剣 Smart@lpha」(1500円)。

 まず、日本刀を意識したデザインになっていること、先端はタッチペンになっていること、タッチペン部分を外すとボールペンになること、伸縮して挿し棒としても使えること、そして、伸ばした状態でもタッチペンとして使えるので離れたところにあるタッチ画面(国際線の座席についているテレビなど)も操作できること。これだけの多機能ボールペンは最近では珍しい。そして、製品としては真面目に作られていて、どの機能もちゃんと実用になる。まさにギフト向け文房具だろう。

先端のタッチペン部分を外すとボールペンとしても使える
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このように伸ばした状態でも、タッチペンの機能は使えるのだ
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 メガハウスの「3Dドリームアーツペン」は、三次元のお絵描きができる新しい筆記具。ナカバヤシが輸入販売している「3Doodler」の簡易版のような製品だが、こちらは熱を使わず、ペン先から出る樹脂を付属のライトから出る紫外線で固めながら描いていく。

メガハウスの「3Dドリームアーツペン」1450円~。10月発売予定。このように、紫外線を当てて固めながら描いていく
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 熱を使わないので子どもも安心して使うことができるわけだ。また、1本1450円ととても安価なのも魅力だが、内蔵されている樹脂は追加ができないので、描ききってしまうとペンごと買い直さなければならないので注意。最初から、大きなものを作りたい場合は、2本セット、4本セットを購入する必要がある。

「3Dドリームアーツペン」の作例
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 同じくメガハウスの「金沢伝統工芸キューブ」も参考出品ながらなかなか面白いアイデアだ。加賀組子(かがくみこ)、加賀指貫(かがゆびぬき)、加賀象嵌(かがぞうがん)といった、金沢に伝わる伝統工芸を、6面のルービックキューブに仕立てた製品で、キューブの一つひとつが、それらの伝統工芸品になっているのだ。

 工芸品のサンプルがそのままオブジェにもなっているし、ゲームにもなっていて、しかも、その細工の細かさに日本の技術も詰め込むことができる。伝統工芸の技術のデモンストレーションとしても、ギフトとしても、とても良くできている。第2弾として、「江戸伝統工芸キューブ」も予定されているようだ。先々が楽しみな企画だと思う。

メガハウスの「金沢伝統工芸キューブ」発売未定、価格未定。キューブの各面がそれぞれ別の伝統工芸品になっている。つまり、組子は組子同士、指貫は指貫同士で面を揃えるのだ
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(文/納富廉邦)