2015年9月2日~4日まで、東京ビッグサイトで「第80回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2015」が開催された。春と同様、東京ビッグサイトのほぼすべてのホールを使って大々的に行われた今回のギフトショーのテーマは「世界市場を取り込む再生ニッポンの決定打」。このため、展示も日本で作られているもの、日本の伝統を感じさせるもの、地方の強みを活かした製品が中心になっていた。

 春に比べると、インバウンド(訪日外国人)向けの製品はやや控えめながら、独自のアイデアを前面に出したもの、アイデアを日本の高い生産技術で表現したものなど、海外の市場を視野に入れたものが目立った。それらの中から、贈りたい、もらえるとうれしいと思えるギフト、楽しい気分になれるグッズなどをピックアップして紹介する。1回目は日常をちょっと便利に、快適にしてくれるグッズをレポート。

生活を少しだけ便利にするモノ編

Vintage Revival Productions「スライディングキーズ」9000円。色は、ブラック、グレイ、ネイビーの3色
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 まずは、生活の中にちょっとした便利さを加えてくれる製品から。

 従来、革の財布やポーチなどは定型デザインを高品質の素材と技術で作り、ブランドの名のもとに販売するという傾向が多かったが、このところ、デザイナーのアイデアと高い技術で手がけた、プラスアルファの利便性を提供する方向に変わってきた。

 「Vintage Revival Productions」もそういうデザイナーのアイデアが盛り込まれているブランドの一つ。新作の「スライディングキーズ」(9000円)は、一見、カードケースのようなサイズで中央に付いたファスナーが目立つが、見ただけではちょっと用途が分からない。しかし、このファスナーを下ろすとキーホルダーが現れる。つまり、ファスナーによって鍵を出し入れするキーケースなのだ。このアイデアはありそうでなかった上に、鍵の出し入れがとても快適。山羊革を使った独特な肌触りも良い。

ファスナーの上げ下げで出し入れできる薄型のキーケース。しわのある山羊革を使っているので、鍵の形が表に浮き出ることもない。
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 同じくVintage Revival Productionsの「フラットジップウォレット」(2万4000円)、「フォールディングクラッチ」(3万2000円)も良く練られた製品。「フラットジップウォレット」は、薄い一枚の板のような長財布に財布としてのフル機能を搭載したもの。一度にカードもコインも紙幣も見渡せて、スムーズに出し入れできるデザインも見事だ。「フォールディングクラッチ」は、基本的には上部を折り曲げてコンパクトなクラッチバッグとして持てるように作りつつ、いざというときにはA4サイズの書類の収納にも対応。しかも、その折り癖が付かないように山羊革の特性を利用している設計が巧みだ。キーケースや財布も、薄く作りながら山羊革を使うことで中に入れたキーやコインの型が革に付かないように配慮されている。

Vintage Revival Productions「フラットジップウォレット」2万4000円。色は、ブラック、グレイ、ネイビーの3色。山羊革製
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「フラットジップウォレット」の中。どこに何を入れるかの表示があるのも面白い。この中に、コイン、カード、紙幣、レシートを分類して収納できる
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Vintage Revival Productions「フォールディングクラッチ」3万2000円。色は、ブラック、グレイ、ネイビーの3色。山羊革製
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どこで折っても折りじわが付かないので、好みのサイズで持ち歩くことができるクラッチバッグだ
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