YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

 全国各地の旨いお米を生産者の思いとともに紹介する本連載。平成26年度の特A米のうち、全国16カ所の産地を取材した。どんな場所、どのような環境で、どのようにお米を栽培しているのか。自慢の米は、どんな料理と一緒に食べるとおいしいのか。特A米を育てている生産者を、毎週ひとりずつ紹介していく。

特A米とは?
レストランを格付けするミシュランは有名だが、米の食味を評価している機関があることはあまり知られていない。中央区日本橋兜町にある日本穀物検定協会(昭和27年設立)では、生産者や外食産業などの依頼を受け、全国の産地と品種別に米の食味を検査してきた。毎回4種類の米の食べ比べをするのだが、その際条件をそろえないと比較ができない。米の保管も、洗米も、水加減も、炊き方も含め、すべて同じ条件で4種類のご飯を炊く。これを男女20名の試験員が午前11時半から食べ始め、外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6項目について食味を採点するのである。レストランを1つ星から3つ星でランキングするミシュランに対し、日本穀物検定協会では、米を「とくに味がいい」最高ランクの特Aから5段階で分類している。