まだまだ残暑が続くこのごろ、仕事で毎日外回りに出たり、農作業をしたりする人にはつらいが、実は洗濯にはもってこいの時期だ。そこで今回は、洗濯機のトレンドと選び方のポイントを紹介しよう。

【市場動向】堅調だが、ドラム式は微減傾向

 JEMA(一般社団法人 日本電機工業会)の統計(経済産業省「生産動態統計調査」ベース)によると、1990年以降の洗濯機市場は91年をピーク(出荷台数約570万台)に2002年まで微減傾向にあったものの、その後持ち直して450万台前後で推移している。

1990年以降の洗濯機市場推移。一般社団法人 日本電機工業会の統計(経済産業省「生産動態統計調査」ベース)より
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  調査会社GfKジャパンの調べによると、2015年上半期の洗濯機市場は前年比16%減の250万台とのこと。タイプ別数量構成比は縦型が86%、ドラム式は10%、二槽式が4%。2011年から2014年までドラム式が微減傾向にあり、“縦型回帰”の方向性が垣間見える。

洗濯機市場の推移(GfKジャパン調べ)

【発売時期】縦型は6~8月、ドラム式は9~11月が中心

 縦型洗濯機の新製品発売時期は6月から8月が多い。一部に簡易乾燥機能付きモデルもあるが、縦型は洗濯機能のみのモデルが多い。夏の暑い時期に外干しすると気持ちいいほど乾くので、“外干し派”の琴線に触れる時期なのだろう。

夏までに出そろった15年モデルの縦型洗濯機
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 一方、ドラム式洗濯乾燥機の新製品発売時期の中心は9月から11月にかけて。秋から冬にかけて日差しが弱まり、外干ししてもなかなか乾かなくなりつつある時期に乾燥機能の充実したドラム式が発売されるという感じだ。

他社より一足早くお目見えとなったシャープのドラム式洗濯乾燥機「ES-Z210」(8月27日発売、実勢価格32万1840円)
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パナソニックが2015年4月に発売した「プチドラム NA-VH320L」(実勢価格18万8780円)。こちらは一人暮らしや夫婦世帯などをターゲットにしているためか、新生活シーズンの発売となっている
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【買い時】新機種を狙うなら発売3カ月~半年後

 白物家電は全体的に発売3カ月後に価格がある程度落ち着く傾向にある。年末商戦や春の新生活シーズンなど値上りしやすい時期などもあって一概には言えないが、6月発売のモデルなら9月あたりが一つの狙い目だ。もちろん、その後もじわじわと下がり続け、半年後くらいにほぼ底値になると考えていいだろう。