「パンツはMサイズなのに胸だけ巨大な女性」は着られる水着がなくて困っている――。売り場からのこんな報告を受け、「E・Fカップ対応のビキニ」コーナーを業界でいち早く新設した三愛水着楽園を取材するリポートの後編。最近にわかに目立つようになったという高校生~20代前半の“胸だけデカい”グラマー女子は、どんな水着を選ぶのか? 「盛って大きな胸」と「盛らずに大きな胸」を見分ける方法ってあるの?

※本記事は「“体は細いのに胸だけオトナ”、水着探しに悩むグラマー女子の実情」の続きです。ぜひあわせてご覧ください。

「露出度の高い水着を楽しむ」ことと「グラマーである」ことは必ずしも一致しない

 胸がボインなら、華奢な三角ブラでたわわな実りを包んで「どう?」って魅せたらいいと思うが、三愛水着楽園の客は「胸が大きいと隠したがる人が多い」という話であった(前編)。読者諸兄が連想するような、巨乳を武器とするグラドルの世界観とは違う。

 いわゆる一般の保守層が顧客の中心という同店では、露出度が高く補正力の低いインポート水着の取り扱いは年々減少し、胸を“小さな三角の布で覆う”三角ブラは週に1~2枚売れる程度。ボディー魅せに積極的でより個性的な水着を好む女性なら、例えば「高くても売れるブラジル水着、“オンナ”として差をつける“最強の武器”とは?」で取り上げたような、商材の5割近くをインポート水着が占めるそごう・西武 西武渋谷店などに足を運ぶのだろう。

こちらが“小さな三角の布”で胸を覆う、俗称・三角ブラのインポート製品例。たわわな胸の実力を引き立てる水着の定番だ
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アンダーはヒモを手結びするタイプ。“軽武装”の華奢さがかわいいが、安定するようにと締めすぎると痛い
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パンツは、「ここが結構細いですね」(販売スタッフ)
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こちらがバックになります
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 三愛水着楽園でこうした華奢な水着を購入するのは、サーフィン愛好者や海外のビーチに行き慣れた、水着を着慣れた女性とのことで、販売スタッフの金澤 薫さんによると「フリルは嫌いなのよ、みたいな感じの方」。ボディーのメリハリは?というと、「普通に細身で、お胸もボンっじゃなくて通常な感じ」だそう。女性が「露出度の高い水着を楽しむ」ことと「グラマーである」ことは必ずしも一致しない。

三愛水着楽園 販売スタッフの金澤 薫さん
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 水着姿とは、女性自身が「ココまでなら人前で脱げる」という最小面積の着衣の状態を指す。水着の形を選ぶ基準は、ボディーではなく「マインド」だ。男性の目には「もっと小さいブラを着けたらいいのに」と映るようなインパクトのあるバストに恵まれても、人目を引くその存在感ゆえに好奇の目を嫌う女性が楽園の客には多いらしい。

 ちなみに中高生は母親同伴で買い物に来ることが多く、なかには体は細いのに胸だけ巨大なE・Fカップの子もいる。「娘が“胸元”を大きく見せるのを、親がいやがる」(販売スタッフの大島三知子さん)。これも頷ける。