三井不動産が万博記念公園内(大阪府吹田市)のエキスポランド跡地に建設中の大型複合施設「エキスポシティ」の開業日が11月19日に決まった。

 甲子園球場4.5個分に当たる17万2000平方メートルの広大な敷地に、8つの大型エンターテインメント施設と305店舗を展開する「三井ショッピングパーク ららぽーとエキスポシティ」。エンターテインメントとショッピングが融合した、これまでにない新タイプの大型複合施設がお目見えする。地上3階建て、延べ床面積は22万3000平方メートル。イオンレイクタウン幕張新都心、イオンモール岡山に次ぐ国内最大級の規模だ。

 一番の特徴は、“エデュテインメント施設”といわれる、楽しみながら学べる大型施設が充実している点。「『遊ぶ、 学ぶ、 見つける』 楽しさをひとつに」をテーマに、大阪天保山にある水族館「海遊館」が初プロデュースした施設「ニフレル」をはじめ、体験型英語教育施設「オオサカイングリッシュ ビレッジ」、子供のコミュニケーションスキルを育む「ポケモンエキスポジム」などが日本初登場となる。高さ120メートル超と日本一をめざした大観覧車「オオサカホイール(仮称)」は、併設するレストランとオフィシャルショップを除き、来春開業の予定だ。

 ショッピングゾーン「ららぽーとエキスポシティ」にも、エンターテインメント性を備えたレストランや体験型コンテンツがそろう。非日常の体験を提供すると同時に、食品スーパーを複数導入するなど日常使いのニーズも意識したテナント構成で平日の集客にも力を入れる。さらに、「ファッションゾーンには都心のファッションビルや駅ビルに出店するショップなど、従来のららぽーとよりワンランク、ツーランク上のテナントをそろえ」(三井不動産)、進化版のフラッグシップモールと位置付けている。

 商圏はクルマで約20分圏内の120万人を中心に、1時間圏内の1500万人を想定。関西全域と国内外の観光客も取り込み、年間1700万人の来館者数をめざす。

 折しも大阪万博が開催されて今年で45年目。三井不動産・常務執行役員関西支社長の中井省吾氏は「45年前の熱気とにぎわいを呼び起こすようなまちづくりをめざす。同じ万博記念公園に今秋竣工する吹田市立スタジアム(仮称)などと連携し、日本を代表する新しい大阪の観光名所にしていきたい」と語る。

 大阪では、ユニバーサルスタジオジャパンや道頓堀、大阪城など人気の観光名所を訪れる外国人観光客が急増。エキスポシティは大阪国際空港、新大阪駅から車で約20分と交通至便な立地にあることから、インバウンド向けの新たな観光スポットとしても注目を浴びそうだ。

万博記念公園の入り口には、大阪万博のシンボル「太陽の塔」がそびえ立つ。幹線道路を挟んで、かつては遊園地「エキスポランド」が営業されていたが、平成21年に閉園となった
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大阪モノレール「万博記念公園駅」からは徒歩2分、主要高速道路が交わる吹田ジャンクションに隣接するほか、大阪国際空港や新大阪駅からも近い
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敷地面積は甲子園球場約5個分。隣接地には、ガンバ大阪のホームグラウンドとなる約4万人収容可能な大規模スタジアムも建設中(写真撮影:エスエス大阪)
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