UQコミュニケーションズは2015年7月14日、同社がWiMAX 2+のサービスにおいて、3日間で合計3GB以上データ通信をしたユーザーに対して実施している速度制限が多くの批判を集めたことに対し、速度制限に対する考え方や今後の対応について報告した。ユーザーの反発からは、モバイル通信に起きている変化と、Wi-Fiルーターを主体とする同社のサービスの限界が見えてきた。

WiMAX 2+の通信容量制限がネット上で炎上

 最近、キャリアが設ける通信制限に関する批判が、インターネット上でヒートアップするケースが増えている。中でも多くの批判が寄せられる規制の1つに、「1~3日の間に一定量(1~3GB)以上通信すると、通信速度が大幅に制限される場合がある」というものがある。実際、今年1月には、NTTドコモが、LTE回線に関してこの制限を撤廃したことが大きな話題となるなど、通信制限に対する関心は最近非常に高まっている。

 そして現在、大きな話題となっているのが、UQコミュニケーションズが提供する高速通信サービス「WiMAX 2+」が設けている制限だ。同社は現在、下り最大220Mbpsの高速通信が可能なWiMAX 2+を用いたデータ通信サービスを提供しており、専用の料金プラン「UQ Flatツープラス ギガ放題」(2年契約)を契約すると月額4880円、各種割引を適用することで、契約から3カ月間は月額3696円で、データ通信が定額で使い放題になるとしている。

 しかしながら、WiMAX 2+は全く制限がなく、データ通信が利用できるわけではない。3日間で3GB以上利用した場合は、速度制限を実施する場合があるとしているのだ。この制限は、今年1月に「UQ Flatツープラス ギガ放題」を発表した当初から公表されているものだ。当時のリリースを見ると「ネットワーク混雑回避のため、『WiMAX 2+』による通信について、2015年4月以降、前日まで直近3日間の通信量が3GB以上となった場合に、翌日にかけて通信速度を制限する場合があります」との記述がある。

 実際にこの制限が実施されたのは5月末頃のようだが、この制限が導入されて以降、先の料金プランを契約してWiMAX 2+を使用しているユーザーが、突然通信速度が遅くなったことから、不満を募らせ、その不満がネット上で拡散することで、いわゆる“炎上”状態となったのである。

 UQコミュニケーションズ側にも、ユーザーから速度制限に関して多くの問い合わせがあったと見られ、同社は7月14日、Webサイトにて、「『3日間で3GB』制限に関する今後の対応について」というお知らせを公表した。その内容を見ると、同社が3日間で3GB利用したユーザーに対して、速度制限を導入した経緯を説明するとともに、制限は今後も継続する一方で、規制後の速度を現行より向上させる旨の内容が記載されている。

UQコミュニケーションズのWebサイトに掲載された「『3日間で3GB』制限に関する今後の対応について」より。通信容量制限に関する同社の考え方や具体的な制限の仕組みについて説明されている
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