メルセデス・ベンツ日本が「CLAシューティングブレーク」を2015年6月下旬に発売した。価格は税込みで360万円からと、かなり戦略的な設定のこのクルマは日本で売れるのか?

【コンセプト】一番のスタイリッシュ野郎の“変化球版”

[画像のクリックで拡大表示]

 クルマはやっぱり“オシリ”が決め手なのだろうか? つくづくそう思わされたのが、新作メルセデス・ベンツ「CLAシューティングブレーク」だ。ご存じ、メルセデスの最新FFコンパクトシリーズの第5弾で、2012年の「Bクラス」、2012年の「Aクラス」、2013年の「CLA」、2014年の「GLA」に続き、シリーズのラストとして登場した。

 ポイントは簡単だ。シューティングブレークとはそもそも1960年代、貴族が狩り(シューティング)に使うために作られたモデル。形状的には3ドアか5ドアのステーションワゴンだが、荷室や利便性をそれほど追求しないため、今ではベース車のスタイルを損なわないワゴンボディーのネーミングなどにも使われる。

 実際、CLAシューティングブレークもベースとなったCLAクーペのスタイルを限りなく生かし、リアのルーフ回り以外はまったく一緒。それどころか通常ワゴンはラゲッジ開口部を広げるために、テールランプを小型化したりするが全く同じデザインだし、リアドア、リアバンパー形状もCLAと完全に同一。

 クーペのカッコ良さを損なわないどころか、別のスタイルを追求しているようだ。

 ちなみに南米では日本と違って女性は顔よりもヒップライン重視で、それは世界的傾向らしいが、クルマでもそれは同様。CLAシューティングブレークはCLAクーペ以上に、オシリが魅力的で、ある種の過剰さまである。

[画像のクリックで拡大表示]