中国人向け日本行ツアー御用達の免税店には、日本語のパッケージながら、日本人が全く知らない製品がある。中国観光客がそれらを母国に持ち帰り、SNSで宣伝した結果、中国人の間で人気商品となっている。

日本人が知らない日本製品とは?

 ニュースにはならなくなったが、中国人観光客の爆買いは今も続いている。日本で購入した商品は、本国で自分用に使ったり、友人・知人にプレゼントしたり、ショッピングサイトの「淘宝網」で転売したりするわけだが、それらの商品の知名度アップに貢献しているのが「微博」や「微信」などのSNSだ。旅の記念とばかりに買ったものを写真付きで公開するのはもちろん、転売のために「日本で大人気」と盛って紹介する人もいる。

 その結果、日本人にはマイナーな商品でも、中国のインターネット上には情報が飛び交うこととなり、日本旅行に行く知人がいれば「ついでにこれを買ってきてくれ」となるわけだ。

 ところが、爆買いのために来日する中国人の目的は、日本でもよく知られたブランドの温水洗浄便座や炊飯器、化粧品ばかりではない。実は、アジア人向けの免税店でしか買えない日本製品が人気なのである。日本人が知らないような商品もまた指名買いの対象となっているのだ。

 しかし、免税店限定の商品の一部には、「日本製」「日本向け製品」をうたっているにもかかわらず、日本語の表記が怪しかったり、存在しない社名や住所が記載されたりしているものがある。また、ガイドライセンスを持たない「ニセ中国人ガイド」が、ニセ免税店に連れていくケースもあるという。

中国人の日本製品人気、爆買いは現在も継続中だ
[画像のクリックで拡大表示]
中国中央電視台が「値段の高いニセ免税品店の商品に注意」と注意を促すニュース
[画像のクリックで拡大表示]