Pepper Tech Festival 2014

 2014年9月20日、Pepperの衝撃的な発表から3カ月、プログラマーをはじめとして、デザイナー、クリエイターなどロボット開発者たちが待ちに待っていた日がやってきました。「Pepper Tech Festival 2014」(ペッパー・テック・フェスティバル:通称テックフェス)が渋谷で開催されたのです。このイベントはPepperのアプリやシステムを使ってビジネスをしたいと考えている人やその開発者向けの初めてのイベントとなりました。

 会場に集まった参加者の熱気に包まれて、オープニングステージではまず、プロローグ映像が流れました。Pepperが子供たちと会話し、一緒に学び、成長する姿をイメージしたものです。映像が終わると暗転、巨大なステージ上でうなだれていた5台のPepperが目を覚まします。会場内には音楽が鳴り響き、5台のPepperが連携した映像とライト、ダンスのパフォーマンスを披露します。

オープニングステージ
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Pepperのダンスパフォーマンス
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 このショーはMedia Art Unit「HDMI」がプロデュースしたものです。HDMIはインタラクティブデザイナーのken氏とアートディレクターのCoco氏の兄妹によるユニットです。ダンスを踊るPepperの映像がバックの巨大スクリーンに映し出されるとともに、現在のPepperの動きにはセンサー類や関節など、どのような工学的な要素が使われているかをイメージしたメーターやゲージの映像が重ねて映し出され、ロボットによるダンスパフォーマンスであることを示す演出が印象的でした。このときの動画はYouTubeで公開されています(2015年2月時点)。  あらかじめプログラミングされているとはいえ、ダンスはぴったりと同期(シンクロ)し、腰をくねらせたり、背中を反らしてもバランスを崩すことなく必要な動作をこなし、エンターテインメントロボットとしての完成度の高さをうかがわせました。