最近、各コンビニが力を入れているレトルト総菜。ハンバーグから煮物まで、和洋さまざまな総菜が真空パックに入って販売されている。バリエーションが豊富で、温めるだけで本格的な味が楽しめることから、ご飯のおかず・お酒のおつまみに利用する人が増えている。また少量ずつパッケージングされているため、独居の方や夫婦だけでも余らせる心配がないのもうれしいところだ。

 このレトルト総菜、一体どこのコンビニが一番おいしいのだろうか? そこで今月は、人気が高い和食の定番メニュー、鮭の塩焼き、筑前煮、豚の角煮の実食テストを敢行! その前哨戦として、今回は総菜の付け合わせに重宝するキャベツの千切り対決をお届けする。

見た目の色が若干異なる

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 今回のコンビニ食品実食テストは、レトルト総菜対決の前哨戦として、キャベツの千切りの食べ比べを行う。キャベツの千切りは、いわゆるカップに入ったサラダではなく、生鮮食品の棚に置いてある袋入りのカット野菜の商品を比較する。

 カット野菜には、レタスやコーンの入ったミックスサラダなど、各コンビニのオリジナル商品が発売され、最近はバリエーションも増加中だ。今回はあえて、一番シンプルなキャベツの千切りを買い集め、食のプロによる実食テストで徹底比較した。揚げ物などの付け合わせに使えるほか、カップに入ったサラダよりも低価格で量が多いため、最近はランチ用に購入する人も増えているという。キャベツの千切りで、一番おいしいのはどこのコンビニだろうか?

 実食するのは以下の3商品。

●セブン-イレブン「千切りキャベツ」(93円)
●ローソン「キャベツ千切り」(100円)
●ファミリーマート「カットキャベツ」(96円)

 3商品ではキャベツの色が若干異なるように思えた。ローソンは緑の部分が一番多く、鮮やかでフレッシュな印象を受ける。次いでセブン-イレブンも同様に、緑がアクセントとなって食欲をかき立てられる。ファミリーマートは明らかに緑が薄く、全体的に白っぽい。おそらくキャベツの中心に近い部分を使用しているのではないかと思われる。

 一般的にキャベツは外側の緑の部分よりも、中側の白い部分のほうが甘味が感じられるので、甘さを重視したのだろうか。しかし、色が薄いため見た目の印象は今ひとつとなってしまう。なお、キャベツの色については個体差もあるため、あくまで参考程度と考えてほしい。

 また、パッケージの文字を見ると、ローソンは中嶋農法で作られたキャベツを使用していることが分かる。中嶋農法とは、ミネラルバランスの整った健全な土壌で、健康でおいしい作物作りを実現する農法だという。

セブン-イレブン
「千切りキャベツ」
細くカットされたキャベツの千切り。緑の部分も多い。内容量150g。税込み価格100円とわずかながら3商品で最も安い
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ローソン
「キャベツ千切り」
ミネラルバランスのよい土で育てた中嶋農法のキャベツを使用している。彩りもいい。内容量140g。税込み価格108円
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ファミリーマート
「カットキャベツ」
キャベツの白い部分を使用。おそらく甘味のある内側部分を使用していると思われる。内容量150g。税込み価格103円
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 今回はキャベツそのもののおいしさで順位をつけてもらうため、審査員にはドレッシングなどを付けずにキャベツの千切りだけを食べてもらった。果たして色の違いはおいしさに影響するのだろうか? 早速、食のプロによる実食テストの結果を見ていこう。

●今回の審査員
木村圭介氏: 和食の名店「銀座 うち山」の料理人
岡田明子氏: 管理栄養士。メディアへの出演も多い
里井真由美氏: 和食に強い1級フードアナリスト
寺田真二郎氏: 人気料理研究家

実食テストは4月10日に、東京・港区にあるコンビニ各店で購入した千切りキャベツを使用して行いました。審査員にはどこのコンビニか分からない“ブラインド”状態で実食してもらい順位をつけてもらいました。製造メーカーや野菜の個体差の違いやリニューアルなどで味が変わる可能性がありますので、今回の味覚分析や実食テストの内容と実際の商品の味が異なることがあります。また、実食テストの感想はあくまで個人の意見です。