2014年は街履き用スニーカー、運動用シューズともに好調だったスポーツシューズ業界。2015年も2014年以上のペースで売り上げを伸ばしているブランドが少なくないという。そんななか、今春特に注目すべきモデルをピックアップ。実際に着用し、走ったりエクササイズをして、各製品の機能性を検証した!

リーボックの看板「ポンプ」がスポーツシーンに復活!

リーボック「ジーポンプ フュージョン」(1万2900円)
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 リーボックの看板ともいえる「ポンプテクノロジー」は、シューズに搭載されたボールを押すことでアッパー内部の空気室に空気を送り込み、シューズと足のフィット感を高めるもの。1989年にリリースされたバスケットボールシューズ「ザ・ポンプ」に初めて搭載され、同ブランドを代表するテクノロジーとなった。

 ハイテクスニーカーとして大ヒットし、現在もストリートで人気が高い「インスタポンプフューリー」にも採用されているので、その存在を知る人は多いだろう。ただこれはあくまで街履き用途の話で、実際の運動に使用するパフォーマンスモデルではしばらく搭載モデルがリリースされていなかった。

 そんななか、2015年春にリリースされたのが、ポンプテクノロジーと屈曲性に優れたアウトソールを組み合わせたランニングシューズ「ジーポンプ フュージョン」。このモデルは従来のスポーツシューズが数十のパーツから構成されるのに対し、伸縮性の高いストレッチマテリアルのアッパー、一体成型のミッドソール・アウトソールユニットと少ないパーツで構成されているのも特徴だ。

 実際に履いてみてまず魅力に感じたのは、左右の足で同じレベルのフィット感が得られること。筆者は右足のほうがやや小さいのだが、右足のボールをより多く押すことでたくさんの空気を送り込み、左右のフィット感を調整できるのだ。

 走り始めると自然な感覚で、着地から蹴り出しまでの動きもスムーズ。しかし裸足感覚のスポーツシューズほどは足に負荷がかからないため、ランニング初心者でも普段使いのシューズとして取り入れやすいだろう。

 スタイリッシュなデザインで、ランニングにも普段履きにも使えるシューズを求めるランナーにピッタリな一足。機能のわりに価格がリーズナブルなのも魅力だ。

アッパーに内蔵されたエアチェンバーに空気を注入し、中足部からかかとを含めた足回りを固定することで安定性をアップさせる
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