ビジネスパーソンが注意するべき“病気”について、専門家に解説をしてもらう連載。3月から4月にかけて、未就学児を持つ家庭を中心に発生した体調不良、「寒暖差の影響?」「疲れがたまった?」などと見守っていると、意外と症状が長引いて、実は特定の細菌に感染したというケースも出てきています。その中から、今回は「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」について、自治医科大学附属病院感染症科ナビタスクリニック川崎 法月正太郎先生に解説してもらいます。

 2014年12月~2015年1月にかけて、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」に罹患する人が例年に比べて多く見られました。現在も例年より多い傾向が続いています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎…とても長い病名のため、難しい病気のように思えますが、実は小児を中心に起こる細菌による咽頭炎の1つです。

 この冬は例年より患者数が多かったことから(関連情報)、春から夏にかけても増える傾向のあるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、これからの季節も注意が必要です。

 では一般的なかぜによる咽頭炎と、何が違うのでしょうか? どのように治療し、予防したらよいのでしょうか? 今回はA群溶血性レンサ球菌について解説していきます。なお、A群溶血性レンサ球菌、とっても長いので本稿では「溶連菌」と略します。