ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回は東芝のキーボード脱着式ノート「dynabook R82」をレビューする。12.5型のタブレットとしても使えるこのモデル、戸田氏が高く評価している理由は……。

 最近、パソコン選びがとにかく難しくなっており、なかでも携帯ノートは混迷を極めている。2万円程度から買えるWindowsタブレットが登場し、さらにハイブリッドモデルもさまざまな機構のモデルが登場中だ。価格の幅も広くて悩ましい限り。軽くてバッテリーの持ちが良くて……という従来の基準では選べなくなっているのだ。

 今回レビューする東芝の「dynabook R82」は、モバイルできるWindows端末という視点で見るとハイエンドの部類だ。価格は下位モデルで17万円程度、上位モデルは20万円ほど。2万円のタブレットと比べると10倍もする。それだけのコストを掛けて手に入れる価値があるかどうかが、最大の関心事だろう。また、他の携帯ノートと何が違うのかもポイントだ。

 僕が実機を借用して思わず膝を打ったのが書き味の良さなので、今回は、そこを中心にレビューしていこう。なお、「戸田覚の買うか買わぬか思案中」でもこの製品を取り上げる予定なので、全体を包括したレビューはそちらで読んでいただきたい。

 dynabook R82は携帯ノートなのだから携帯性は重要だ。重量は1.43kgと、携帯ノートの中ではかなり重い部類に入る。1.5kgを切っているので持ち歩けないわけではないが、今や800g程度の携帯ノートも登場している昨今では軽いとは言えない。

 ところが、このモデルは液晶部分を取り外してタブレットとしても使える。液晶部分だけなら730gと、12.5型であることを考えるとかなり軽い。なお、手書き非対応モデルは、699gとさらに軽量だ。dynabook R82は、タブレットとして持ち歩く機会が多い人には、かなり魅力的に映るだろう。

普通のウルトラブックに見えるdynabook R82だが……
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液晶部分を取り外せばタブレットとして使える
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ACアダプターがコンパクトなのは、Core Mのメリットの1つだ
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