ホンダが2015年1月22日に発売した5代目となるフラッグシップセダン「レジェンド」。一度は生産中止となったが、1年半を経てフルモデルチェンジされての登場で話題を呼んだが、その実力は?

【コンセプト】FFとFRのイイとこ取りをする前代未聞の3モーターハイブリッド

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 「FF車のイイところを知っていますか? FFは前が重いのでそもそも応答は早いんです。ステアリングを切ってリアタイヤが曲がらなくなった時点で前が動く。ただし、外向きに曲がっていくんです。小沢さんが感じている“応答は早いんだけどなんか無理やり曲がっていくな”って感じですよね」

 なるほど。確かに。

 「逆にFR車の利点は重心が真ん中にあってリアタイヤで駆動すること。切った瞬間にフロントとリアが内側を向くんですよ。つまりステアリングを切った瞬間にクッと曲がっていく。クルマが“なんか曲がってる感じがする”のは走行ラインではなく、ボディーが一瞬内側を向くからなんです。で、単純にウチのSH-AWDはそれらのイイとこ取りのようなもので、今までに体験したことがないオンザレール感覚が狙えます」

 な、なるほど。

 いきなり車両実験のプロであるホンダの山際政宏エンジニアとのマニアックな会話から始まってしまったが、今回のネタはホンダのフラッグシップである5代目「レジェンド」だ。正直日本で売れてる高級セダンとは言いがたく、過去の日本累計販売台数は15万台で、直近の4代目は約8年間で1万2000台強だから月平均100台ちょい。新型の月間目標販売台数も国内300台に過ぎない。正直、アキュラ「RLX」として売られる北米マーケット狙いのクルマではある。

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