バル界はリノベがブーム!

編: なるほど。最近の繁盛店がバルばっかりなのは、そういう背景があったんですか。その後、バル界の動きは何かありますか?

 最近は、リノベブームみたいなものが来ていますね。古い民家を改造したリノベバルです。例えば人形町のスペインバル「hachi(はち)」などがそれです。バルは坪単価の安い立地で、回転率を上げて利益を出すのが身上。初期投資もなるべく抑えたいという店がほとんどです。「俺の~」シリーズもそうですが、スタートを新築ビルで、なんてことはほとんどないんですよ。で、古い物件をオシャレに改装するとなると、リノベですよね。演出ではなくて、必要に迫られてリノベバルとしてスタートするところは多いと思いますよ。

編: すずきBさんのお気に入りのバルは?

 たくさんありますが、ひとつは白金台の「オステリア・ルスティカ・ドムス 」というイタリアンバルです。そもそも近くにある「グラッポロ」という有名イタリア料理店の三浦シェフが、「店が終わったあとに自分たちが行けるほどよいバルがない」と出店したカウンターだけのバルですね。料理も1品500円前後、おまけに本店でも出しているようないいワインを1杯500円から楽しめます。そのワインがまたバルっぽい。ボトルに直接、味の特徴と値段が書いてあるんです。もちろんたっぷりついでくれます。実はこっちの店が大変な人気になったため、三浦シェフは本家の「グラッポロ」も改装して、バルっぽいカウンターを作ったくらいです。

 ほかに肉を食べたいときは青山の「マルザック」や中目黒の「マルザック・セブン」に行ったり、魚系ならUOKINグループの「イタリアンバルUOKIN」も印象深いですね……そうだ。もうひとつ大好きな店を言い忘れるところでした。神泉の「かしわビストロ バンバン」という鶏肉バルです。

 ここは立ち飲みはないのですが、カジュアルに飲めて、料理がおいしい。オーナーシェフの高城さんは以前、世田谷にバルを立ち上げて、大成功させた人なんですが、世田谷時代から1本のボトルからグラスワインを5杯しか取らない、グラスワインの「5杯取り」伝説があって。簡単に言うと、グラスワインの量が多いってことなんですけどね。特に5杯目はなみなみと……。

かしわビストロ バンバン

東京都渋谷区神泉町2-8 小島ハイツ1F
 看板メニューの「近江黒鶏のかしわ焼き」は、たれ、塩、アボガドの3種から(写真はたれ)。本格的な鶏肉料理と、ワインをカジュアルに楽しめる鶏肉バル。〆はもちろん、カレーとリゾットのハイブリッドメニュー「リゾットカレー」で!

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■変更履歴
初出では「1本のボトルからグラスワインを7杯しか取らない~」とありましたが、「1本のボトルからグラスワインを5杯しか取らない~」の間違いでした。お詫びして訂正いたします。