欧州で2014年8月に発表されたボルボの7人乗りプレミアムSUV「XC90」。「XC60」シリーズから始まった新デザイン路線を取り入れ、世界初をうたう安全技術を搭載するなど話題も多いこの2代目は、どんな進化を果たしているのだろうか? XC90の実力は?

【コンセプト】生まれ変わってもっとプレミアム!

ボルボ「XC90」
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 いったいいつからクルマはこんなに生まれ変わりが上手になったんだろう。今、自動車ブランドが次々と“脱皮”しているのだ。分かりやすい例はやはり「マツダ」。もはやすっかりおなじみだが、これほどマツダが独自のカッコ良さや一貫性で注目され、日本クリーンディーゼル革命の旗手になるなんて5年前に誰が想像できただろうか。

 ここ十数年のBMWプロデュースの「ミニ」やそのほか「ベントレー」や「アストンマーティン」もそうだ。過ぎてしまえば当たり前にも感じるが、ブランドは時に地殻変動のように大きく“REBORN”する。それも優れたブランドほど、昔の個性を上手に残したうえで、新しい価値観を加えて生まれ変わる。それこそが、まさにオザワの言うところの脱皮なのである。

 中でも今回ビックリしたのが北欧のボルボであり、完全新作・新世代フラッグシップカーである2代目「XC90」だ。先日、欧州で乗ってきたが、あまりの生まれ変わりっぷりにビックリ。フロントマスクや特徴的なリアコンビランプはまごうことなきオーガニックなボルボ。だが、全く新たなプレミアム感、つまり今までにないエレガンスとハイクオリティーを獲得している。

 言わば“4WD界のロールスロイス”こと、英国レンジローバーにも負けない力強さと存在感を纏(まと)ったのだ。

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