「楽パック レンジdeウインナー(2パック 180g)」希望小売価格435円。商品名にある「楽」という字を電子レンジの絵と組み合わせ、電子レンジ調理を連想させるパッケージ(画像クリックで拡大)

 日本ハムが2015年1月20日に発売した「楽パック レンジdeウインナー」は、パッケージの封を少し開けるだけで簡単に電子レンジで調理でき、食べ応えのあるしっかりした食感に仕上がるレンジ調理に特化した商品だ。発売当初に関西の大手チェーン主要店舗で3日間の集中販売をすると、実施店舗販売個数トップ10商品入りを果たす人気ぶり。工場出荷ベースでも発売日以降、着々と数量を伸ばしているという。

 共働き世帯や単身世帯の増加によって調理時間を短縮できる食品への需要が高まっていることから、同社では以前からレンジ調理可能なウインナーを販売してきた。だがいまひとつ浸透しきれていないため、より簡単で便利なレンジ調理に特化した包装形態にし、朝食・お弁当・おつまみ・おやつなどさまざまな食シーンに、対応しやすくしたという。

 売れている最大の要因はパッケージだと同社は見ているそうで、「画一的なパッケージが多いウインナー売り場で、テトラ型のパッケージは店頭で目をひく。また袋ごとレンジ調理できることで、洗い物が面倒という単身者や有職主婦、調理が面倒な単身男性などが購入しているのでは」(同社)。

 開発で最も苦労したのもパッケージで、レンジ耐性、開封しやすさ、テトラ型の成型(ボリューム感や立体感)のバランスを実現するため、フィルムを扱う印刷会社と組んで作り上げた。開封しやすさは、ギザギザのカットをつけることやカットしやすい材質にすることで実現。本体のウインナーについては、レンジ加熱による破烈しにくさとおいしさの両立が難しく、こちらも研究と検証を重ねた。程よく効いたスパイスや食感の良さも、幅広い年代から好評を得ているという。

(文/桑原 恵美子)