「みんなの部活ノート」(250円)。182mm×257mm×4mm、32枚。写真の表紙はアーチェリー部
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裏表紙には、イメージトレーニングや作戦板としても使える各競技のグラウンドやコートが描かれている(写真はアーチェリー部)
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水泳部用の裏表紙
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 日本は中高校生の、部活動の加入率が世界的に見ても高く、高校1、2年生で7 割、中学1、2年生では9割を超えている。そうした部活動の練習記録や日誌のための「部活ノート」はこれまでにも市販されてきたが、サッカー、野球など競技人口が多いスポーツに種目が限られていた。

 サンスター文具は「できるだけ多くの部活動をフォローしたい」と考え、2014年3月から、競技人口上位順(※)全15種目対応の「みんなの部活ノート」の販売を開始した。非常に好評で、現在までに出荷数が約10万冊を突破しているという。

 好評に応え2014年6月には、競技人口がより少ない20種目の部活に対応したノートを10冊セットでネット限定で追加販売していたが、2015年3月にこれを1冊単位でも買えるようにする。第2弾で増えた競技は「ソフトテニス」「空手道」「ワンダーフォーゲル」「体操」「ボート」「アーチェリー」「水球」「ラクロス」「新体操」「スキー」「ボクシング」「レスリング」「フェンシング」「ウエイトリフティング」「自転車」「カヌー」「ダンス」「アメリカンフットボール」「バトントワーリング」「チアリーディング」の20種目。

 「大学ノート風の作りにしたので、男女問わず、学生も社会人も使える点が人気なのでは」(同社)というが、“部活愛”をくすぐるデザインにもヒットの要因がありそうだ。表紙センターに、スポーツの代名詞的なモチーフを配置。四隅には飾り罫に見せかけたシルエットのイラストが隠れている。そのシルエットも、経験者にヒアリングを重ねた結果決定した、そのスポーツ経験者にしか分からない決めポーズだという。さらに表紙の下部にはそのスポーツの精神を表す言葉が入っている。たとえば空手道なら「真向勝負(まっこうしょうぶ)」。水球は「海神(かいじん)」、ラグビーは「楕円道(だえんどう)」など。

 同社では今後さらに、文科系の部活ノートの商品化も検討しているという。

※一部類似種目の統合による調整あり


(文/桑原 恵美子)