2014年10月29日に発売された5ナンバークラスのミニバン新型車「エスクァイア」が好調だ。259万2000円(税込み)からという上級ミニバンは、なぜ売れているのだろう。

【コンセプト】トヨタにしか作り得ない高級車?

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 昔から「トヨタの強さの秘密」については諸説言われている。信頼性? 耐久性? コスト低減力? トヨタ生産システム? どれも納得できる説明であり、今さらオザワが偉そうに語るべき発見はないのだが、要するに世界に先駆け、安くて高品質なものをすばやく提供していく能力があるということだろう。

 さらにもう一つ加えるならば、どれだけ大企業になっても、ある意味てらいなく「お客が求めるものをズバリ差し出す」企画力があり、その底ヂカラをまざまざと見せつけてくれるクルマが出てきた。

 新型ミニバン「エスクァイア」だ。まずは、存在感のあるグリルに目が行くが、このクルマがすごいのは、中身は既存の3列シートミニバン、「ノア」そのものということ。プリウスα譲りの1.8Lエンジン、ボディーなどのハードウェアも全く一緒で、デザインもフロントマスク以外は全く同じ。箱型ミニバンらしい真っ平らなサイドパネルはもちろん、リアデザインまで完全同一だから参っちゃう。

 オザワ的には、テールレンズは街中で見たときに印象が強く残るので、もっとオリジナル性を出せば? とも思うがそれはしない。おそらく不必要と判断されたのだろう。

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