2014年12月22日に発売された8代目スズキ「アルト」。84万7800円(税込み、商用モデルは同69万6600円)という価格も話題だが、はたしてこのクルマの評価は?

【コンセプト】欲張りの軽か? 軽らしい軽か?

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 2015年は軽自動車の当たり年というか、“激震”の年といっていいだろう。年末の6代目ダイハツ「ムーヴ」(関連記事)に続き、久々に軽の基準を揺るがしかねない衝撃作が登場したからだ。

 それが8代目スズキ「アルト」。ある意味、“クルマのお米”といってもいい全高低めの軽セダン&バンで、エンジンは52psのノンターボ660ccのみ。今やスズキ「ワゴンR」に代表される全高1600mm台のトールワゴンや、ダイハツ「タント」など1700mm台のスーパーハイト系が当たり前になる中、置き去りにされた旧主流といってもよく、現状スズキの中で占める割合はわずか十数パーセント。しかもその内のかなりの部分が、営業目的で使われる商用車だ。

 だが、軽自動車界をリードするスズキはこれが現主流でない気楽さもあってか「スズキ始まって以来のスケール」(スズキ 板倉章エンジニア)にて割り切りを敢行! ある意味、1979年に生まれて「アルト47万円」の名キャッチコピーとともに売れた、初代モデルの再来でもあるのだ。

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