処理性能は許容範囲だが、妥協も必要に

 CPUはCeleron N2830で、4GBのメモリーを搭載しているが、実際に使ってみると、遅いと感じる場面が少なくなかった。Core i5とSSDを搭載するようなモバイルノートとは比べてはいけないのだろう。価格を考えれば、十分と言っていい。ハードディスクが500GBというのも妥当だ。

 処理性能は実用的な範囲には収まっているものの、多くのアプリをインストールしていくと動作はさらに重くなりそうだ。また、ビデオの編集などは、かなりつらいと思ったほうがいい。20万円クラスのモバイルノートの満足度を100点とすれば、X200MAは40〜50点といったところ。デュアルコアのAtomを搭載したWindowsタブレットが20〜30点だ。

 バッテリー駆動はカタログ値で最長約7時間とされているが、僕の使い方では5時間も厳しい印象。そもそも、液晶が明るくはないので、最高輝度に設定したのが響いたのかもしれない。バッテリー容量は1.5倍くらい欲しかったところだ。

 個人的には積極的に買う気になれないが、予算を抑えたい企業が購入するなら“アリ”だと思う。少なくとも、「予算がないからAndroidタブレット」というチョイスよりは、はるかにおすすめだ。また、子供に買い与える1台目のパソコンとしても悪くない。手の小さい子供なら、キーピッチの狭さも問題にならないはずだ。

ACアダプターが小さいのはうれしい。持ち歩きがとても楽だ
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著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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