今回取り上げるのは、1万円でお釣りがくるオリンパスイメージングの「フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980」。以前も紹介したボディーキャップレンズの第2弾。35mm判換算で18mm相当の魚眼レンズで、スナップ撮影がおもしろくなる1本だ。

 以前この連載で、オリンパスイメージングのボディーキャップレンズ「BCL-1580」を紹介した。絞りがF8固定と暗めな点を除けば、実売価格は4000円台と思えないほど性能は十分。屋外でのスナップならば常用レンズとして楽しめるのを、初夏のパリで実証してきた。もっとも、その記事でも書いたのだが、個人的にはよく写りすぎる点が不満。きれいに写すなら通常のレンズを使えばいいわけで、せっかくならトイレンズ的な要素が欲しいのだ。

 という話をオリンパスの広報さんにお話ししたら、ちょっと複雑な表情をされていたのだが、第2弾で遊び心のあるレンズを作ってくれた。それが今回取り上げるBCL-0980だ。すでに発売から時間が経っているのでご存知の方も多いと思うが、BCL-1580と同じ構造ながら、こちらは焦点距離9mm(35mm判換算で18mm)と超広角。しかも、対角線の画角がぐっと広い魚眼レンズだ。

ボディーキャップレンズの第2弾として登場した魚眼レンズ「BCL-0980」。希望小売価格は1万2000円で、実勢価格は8500円前後
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オリンパスイメージングのミラーレス一眼「OM-D E-M10」に装着したところ。ボディー単体並みの大きさ・重さで魚眼撮影ができるのは魅力だ
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 構造はBCL-1580と同様。絞りはF8固定で、レンズバリア兼用のレバーでピントを合わせる。ピント位置は、最短撮影距離の20cmとパンフォーカスの位置にクリックがあり、ほとんどの撮影はパンフォーカスの位置で問題ない。オリンパスのミラーレス一眼との組み合わせなら、手動で焦点距離を設定することで手ブレ補正も有効になる。

オフィス街をダイナミックなアングルで。中心付近の解像力はなかなかのものがある(OM-D E-M10使用、ISO200、1/640秒、F8)
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魚眼ということで、屋内空間を広々と表現するのにも向いている。オリンパスのカメラならば手ブレ補正も効くので、スローシャッターを使いたいときや、感度を上げてもシャッター速度が上がらないときも安心だ(OM-D E-M10使用、ISO200、1/6秒、F8)
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