皿もフォークも使わず、シーフード料理を豪快に手づかみで食べるレストラン「DANCING CRAB (ダンシングクラブ)」が2014年4月にシンガポールでオープンし、人気を集めている。その日本第1号店「ダンシングクラブ新宿」が早くも10月10日にオープンした。

 シンガポールのダンシングクラブを運営しているのは、アジア各国で15以上のブランド、40店舗を超えるレストランを展開する大手レストラングループ「タンロック」。日本での運営は「コカレストラン」「マンゴツリー」「可口飯店」「スラッピーケークス」などのアジア系レストランを多く手掛けているミールワークス(港区)が手がけている。日本進出のきっかけは、ミールワークスの小島由夫社長がシンガポールを訪れた際、ダンシングクラブで食事をして、その魅力にハマッたことだという。

 同店の手づかみスタイルは米国ルイジアナ州発祥のもの。ルイジアナ州では昔からエビやカニ、貝類などを手づかみで食べる文化があり、辛いスパイスを効かせたケイジャン料理も親しまれていた。そこにフランスからの入植者の影響を受けた多国籍風のクレオール料理文化が加わってルイジアナスタイルが誕生。ボストン、サンフランシスコ、カリフォルニア、ハワイなど海沿いの街や海に囲まれた地域で大流行し、シーフード料理が好まれるシンガポールでも人気を集めている。つまり同店のスタイルは、ルイジアナ発、シンガポール経由で東京に上陸したわけだ。

 「もともとケイジャン料理は日本人の口に合うといわれているが、ダンシングクラブ・シンガポール店では、しょうゆやナンプラーなどの調味料を使ったり、メニューに麺料理を加えたりしているため、さらに日本人の舌に合いやすくなっている」(ミールワークス企画マーケティング部広報担当マネージャーの神事まゆみ氏)

 「どうしても手づかみに抵抗がある方は、ナイフ、フォークをご用意する」(神事氏)というが、いったいどんな食べ方なのか。聞いただけではちょっと想像がつかないので、オープン前の同店に足を運び、取材した。

「ダンシングクラブ新宿」はJR新宿駅東南口 徒歩1分にある新宿NOWAビル2階。営業時間はランチタイム11時半~15時半(L.O.15時)、ディナータイム17~23時半(L.O.22時半)。無休
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階段を上ると、テーブルの上のシーフードを手づかみで食べている巨大な写真がある
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スタッフもカジュアル
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店舗面積は145坪(479.33平米)、席数は136席とかなりの広さ
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