リニューアル・オープンしたターミナル2の入口
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 ロンドン西部にある国際空港、ヒースロー空港のターミナル2が、大規模な改装を終えて、2014年6月4日にリニューアルオープンした。

 ヒースロー空港は、ターミナル1からターミナル5まであり、1日に平均19万1200人が利用、国際便の利用客数は世界1位という規模を誇る。第2次世界大戦直後から民間の飛行場として使用されてきたが、老朽化が進んだため、現在は110億ポンド(約1兆9000億円)を費やして、空港全体の近代化のプロジェクトが進められている。今回のターミナル2の改装工事はそのプロジェクトの一環だ。

 ターミナル2は、ヒースロー空港初の旅客専用ターミナルとして1955年にオープン、その後は主にヨーロッパ路線のターミナルとして利用されていたが、施設が古くなり利用客も増加したことで建て替えの必要に迫られていた。

 2008年にターミナル5が新規オープンしたことをきっかけにターミナル2の建て替え工事がスタート、総工費25億ポンド(約4460億円)を投じて改装工事が行われ、5年の歳月を経て、モダンなターミナルに生まれ変わった。

6月4日に行われたセレモニーでエリザベス女王がオープン宣言
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 オープン日の6月4日はユナイテッド航空が発着を開始してターミナル2の営業がスタート、同月23日にエリザベス女王とエディンバラ公が出席してオープニング・セレモニーが行われた。改装工事を手がけたヒースロー・デヴェロップメントのジョン・ホランド・ケイ最高経営責任者が「クイーンズ・ターミナル(ターミナル2)の完成は、110億ポンドの民間投資計画が成就したものであり、英国が誇るべき、世界クラスのハブ空港を生み出すことができた」と挨拶し、正式名称が「クイーンズ・ターミナル」になることも発表された。

 クイーンズ・ターミナルは、主に「スター・アライアンス」所属の航空会社が使用する。現在は、ユナイテッド航空、エア・カナダ、中国航空、タイ航空、ターキッシュエアラインズなどがターミナル2への引っ越しを完了、11月までにエアリンガス、ヴァージン・リトル・レッド、ジャーマンウィングスを加えた26の航空会社の拠点となり、最終的には、1日に332便が運航、年間2000万人が利用することになるという。